雪の晴れ間の山形。昨日の山響「トスカ」の余韻もある中で、今日もリハーサル。本番が3日後に迫っています。
ということでブリテン、モーツァルト、團伊玖磨の順で。
山形Qももう94回目。ですが毎回、今更ながらに、アンサンブルというものの難しさを実感することがあります。
「合わせる」ことと「合っている」ことの違いと言うか、何がどうなると「合っている」ように聞こえるかを知るのは難しい。
自分がきちんと練習して、正確に音を並べ、他の奏者の音をよく聞いて、的確にはめ込む。…これをこなすのも至難の業ですが、それでは足りないのです。
4人で四つの音を出すとしたら、その音程とタイミング、さらには音量も合っていたとしても、テンションや勢いがそぐわなければ合って聞こえない。
楽譜というものの不完全さの問題もあります。全員の譜面に同じ音量記号が書いてある事自体が、厳密に言えば、そもそもおかしい。楽器による違いがあるし、メロディーなのかそうでないかの重要度の違いもあるわけですから、その取捨選択、状況判断は、各自に委ねられている。
私個人のくせとしては、そういう時に、より冷静になってしまうのですが、それが常に適切とは限らない。メロディーを担当しているのに背景の方がハイテンションだったりすると、仮にピッタリ合っていたとしても、極めて聴き心地の悪い音楽になってしまう。
このあたりは、人間の性格の領域でもあるので、なかなか直すのが難しいものです。
さてリハーサルは残すところ、あと一回。もう少し研究してみます。
チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
ただい34箇所及び山形市内公民館
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