芸術の秋深まり、田んぼのあちこちで煙のニオイがしています。
さて、オケの休みの日はまず山形Qの練習。来週は日本センチュリー交響楽団との共演のためまた大阪へ向かいますので、しばらく練習日をとれない予定。今日は、メンバー今井女史は大人の事情でお休みでしたので私がかわりに練習日誌を書きます。
1月に行われる第54回定期演奏会へ向けた第1回目の練習日。とりあえず初日と言うこともあって、プログラムされた曲を全部やることが目標。
F.J.ハイドン op.33-1から。全曲演奏を目指していて、今回で53曲目。(残り15曲)。足かけ15年かけて演奏してきている作曲家ですが、どうも演奏会のオープニングで使用する場合がほとんどで、スタートの曲なので少々の緊張もあり、曲頭から乗りに乗って演奏出来たことがあまりありません。曲もシンプルな場合が多いので、アラも目立つし、どうにもこうにもなかなか乗り越えられません。長くやってきても毎回演奏のアプローチの仕方も試行錯誤。今回こそは!と思って毎回臨んでいます。今回はとても情熱的な短調の曲なので、曲作りもじっくりと。
次に小松崎恭子さんと共演するW.A.モーツァルト フルート四重奏曲 K.298を練習。譜面を今日配ったこともあり、とりあえず通すだけ。実は全楽章演奏していたことが発覚。後は音楽するだけ。
そして、メインのL.v.ベートーヴェン op.131。この曲で、山形Qは、L.v.ベートーヴェンの弦楽四重奏曲をすべて演奏したことになります。(やっと!!)
ベートーヴェンの後期作品は分かりづらい、演奏するのも難しい、聞いている方も難しいなど色々言われることもありますが、じっくり付き合ってみれば名作の世界にどっぷりはまってしまいます。まとまった作品としては、ベートーヴェン生涯最後の弦楽四重奏曲で、7つの部分から出来ている曲です。以前は7楽章という扱いでしたが最近では、7つの部分がある単一楽章の曲という解釈になりつつあります。そして40分以上も休み無く演奏するのですから演奏者にとっては、困難きわまりないし・・・!!
練習してみて思ったことは、この曲はベートーヴェンのカタログのような曲、言い換えればメニューのような、索引のような・・・・・・。7つの部分はそれぞれ、作曲家ベートーヴェンの作曲技法を駆使した、後(のち)の作曲家に残した見本曲の集合体のような印象。バッハの平均律とは少し違うのかな・・・。ベートーヴェンの音楽の見本市みたいな感じです。この1曲でベートーヴェンが全て分かると言ってもほぼ間違いではないでしょう。田園交響曲やラズモフスキー第2番、大フーガなどなどが頭に浮かぶ曲想の所が多々あります。
練習はまだ始まったばかり。乗り越え無くてはならないものは、多そうです。
弦楽四重奏団は4人そろってこそ!1人かけても寂しいので、他のメンバーに健康だけは気をつけてねのメッセージで(写真)のお茶を差し入れしましたとさ。
さて、オケの休みの日はまず山形Qの練習。来週は日本センチュリー交響楽団との共演のためまた大阪へ向かいますので、しばらく練習日をとれない予定。今日は、メンバー今井女史は大人の事情でお休みでしたので私がかわりに練習日誌を書きます。
1月に行われる第54回定期演奏会へ向けた第1回目の練習日。とりあえず初日と言うこともあって、プログラムされた曲を全部やることが目標。
F.J.ハイドン op.33-1から。全曲演奏を目指していて、今回で53曲目。(残り15曲)。足かけ15年かけて演奏してきている作曲家ですが、どうも演奏会のオープニングで使用する場合がほとんどで、スタートの曲なので少々の緊張もあり、曲頭から乗りに乗って演奏出来たことがあまりありません。曲もシンプルな場合が多いので、アラも目立つし、どうにもこうにもなかなか乗り越えられません。長くやってきても毎回演奏のアプローチの仕方も試行錯誤。今回こそは!と思って毎回臨んでいます。今回はとても情熱的な短調の曲なので、曲作りもじっくりと。
次に小松崎恭子さんと共演するW.A.モーツァルト フルート四重奏曲 K.298を練習。譜面を今日配ったこともあり、とりあえず通すだけ。実は全楽章演奏していたことが発覚。後は音楽するだけ。
そして、メインのL.v.ベートーヴェン op.131。この曲で、山形Qは、L.v.ベートーヴェンの弦楽四重奏曲をすべて演奏したことになります。(やっと!!)
ベートーヴェンの後期作品は分かりづらい、演奏するのも難しい、聞いている方も難しいなど色々言われることもありますが、じっくり付き合ってみれば名作の世界にどっぷりはまってしまいます。まとまった作品としては、ベートーヴェン生涯最後の弦楽四重奏曲で、7つの部分から出来ている曲です。以前は7楽章という扱いでしたが最近では、7つの部分がある単一楽章の曲という解釈になりつつあります。そして40分以上も休み無く演奏するのですから演奏者にとっては、困難きわまりないし・・・!!
練習してみて思ったことは、この曲はベートーヴェンのカタログのような曲、言い換えればメニューのような、索引のような・・・・・・。7つの部分はそれぞれ、作曲家ベートーヴェンの作曲技法を駆使した、後(のち)の作曲家に残した見本曲の集合体のような印象。バッハの平均律とは少し違うのかな・・・。ベートーヴェンの音楽の見本市みたいな感じです。この1曲でベートーヴェンが全て分かると言ってもほぼ間違いではないでしょう。田園交響曲やラズモフスキー第2番、大フーガなどなどが頭に浮かぶ曲想の所が多々あります。
練習はまだ始まったばかり。乗り越え無くてはならないものは、多そうです。
弦楽四重奏団は4人そろってこそ!1人かけても寂しいので、他のメンバーに健康だけは気をつけてねのメッセージで(写真)のお茶を差し入れしましたとさ。