今回の練習は、メンデルスゾーン中心。
この「弦楽四重奏曲第5番」は、メンデルスゾーンが29歳の時の作品です。29歳といえば普通の感覚では、まだまだ若者です。しかし、彼の38年の短かすぎる生涯ではもはや「中期」。…残念な事です。
ところで、メンデルスゾーンには番号が付いている弦楽四重奏曲が6曲あります。「第1番」と「第2番」が20歳前後の作品ですから「初期」。「第3番」からこの「第5番」が「作品44」というセットになっていて、29歳で完成しています。そして「第6番」は、死の3ヶ月前ですから「後期」というより「遺作」に近い。
つまり「第5番」は彼の弦楽四重奏作品で、最も円熟した時期の曲です。実際に、「第5番」が完成した時にメンデルスゾーン自身が「それまでの弦楽四重奏曲より数百倍良い出来だ」と言ったと伝えられています。まさに「会心作」。
…道理で難しいわけです。音が多いのはいつものことですが、それが凝った和音の中でめまぐるしく動く。作曲の、意欲とテクニックとが、ばっちり決まってしまった作品なのです。
ということで、千里の道も一歩から。
ゆっくりと聴き合いながら、音を並べてゆきます。この曲が持つ、弾けるような生命感に近づけるよう、まだまだ各自、精進が必要なのでした。
チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
ただいま3箇所
この「弦楽四重奏曲第5番」は、メンデルスゾーンが29歳の時の作品です。29歳といえば普通の感覚では、まだまだ若者です。しかし、彼の38年の短かすぎる生涯ではもはや「中期」。…残念な事です。
ところで、メンデルスゾーンには番号が付いている弦楽四重奏曲が6曲あります。「第1番」と「第2番」が20歳前後の作品ですから「初期」。「第3番」からこの「第5番」が「作品44」というセットになっていて、29歳で完成しています。そして「第6番」は、死の3ヶ月前ですから「後期」というより「遺作」に近い。
つまり「第5番」は彼の弦楽四重奏作品で、最も円熟した時期の曲です。実際に、「第5番」が完成した時にメンデルスゾーン自身が「それまでの弦楽四重奏曲より数百倍良い出来だ」と言ったと伝えられています。まさに「会心作」。
…道理で難しいわけです。音が多いのはいつものことですが、それが凝った和音の中でめまぐるしく動く。作曲の、意欲とテクニックとが、ばっちり決まってしまった作品なのです。
ということで、千里の道も一歩から。
ゆっくりと聴き合いながら、音を並べてゆきます。この曲が持つ、弾けるような生命感に近づけるよう、まだまだ各自、精進が必要なのでした。
チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
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