2023年1月17日(火)曇一時小雨 今年初めて辺野古メインルートに行った。年末年始にバスの中から見てきたが、激変ぶりに驚かされていたのだ。漸く確認できた。また第2回と第3回の工事車両の出入りへの抗議の模様も撮った。これを本日の➁とする。
二見入り口で、9:30頃、バスをおりた。国道329号を南東に進む。
①大浦湾に向かうバイパスの交差点西側にできていた(この盛り上がり)赤土防止条例に基づく残土置き場は、昨年末で使用期限が切れたが、こうなっている。看板がなくなり、地表から草が生えてきた。確かにこのまま捨て置けば、草に埋もれていき、木も生えてくるだろう。それでいいのか疑問が残る。土壌汚染等の心配はないのだろうか。9:51
➁10:00 進行方向に向かい道路左側の沖縄電力の工事現場(閉鎖中)の標識。剥がれそうだ。
「道路工事承認標識」(道路法第24条に基づく「道路管理者以外の物が行なう工事」の承認書。沖縄電力が行なう令和3(2021)年7月29日~同9(2027)年3月31日までの工事期間であり、施工種別は「アスファルト舗装復旧(一部読み取れず)、アスファルト復旧(車道部)、アスファルト復旧(歩道部)、その他」。
「道路管理者以外の者が行なう工事」とは、ここのように国道ならば、沖縄総合事務局北部国道事務所が道路管理を行なっているが、その他の者が道路上で何らかの工事を行ない、何らかのモノを設置する場合申請する。この沖縄電力による高圧線の地下埋設工事は典型的な道路占用工事だ。この許可がない工事は違法である。如何なる道路占用申請が出されているか、許可に当たって何らかの条件を付しているのか。
③10:19 2カ所目の地中化埋設工事の拠点。この機械は、地中に埋設管を押し込みながら、汚泥等を吸引している。ヘルメットの彼が時々汚泥の塊をかき出していた。
④上空をC-17大型輸送機が飛んでいく。嘉手納方面から北東へ。10:22
⑤見えた。作業用の車道が整備されてきた。もっとも砂利を敷き詰めただけ。というか斜面を削り、道の傾斜を緩やかにしている。10:24
⑥第4ゲート手前。これは何かな? 柔らかそうだ。地盤に敷く車両の滑り止め? 10:27
⑦ガードマンが立っている辺りが第4ゲート(左が大浦湾)。正面は小高い丘になっていたが、木がむしり取られて、平らになっている。10:29
⑧ワイドで。10:30 こうしたカーブの途中にゲートができている。
⑨左奥で重機が動く。10:31
⑩第4ゲート脇から見た大浦湾側。10:32
鞍部がかなり埋められている。配水管と覚しきモノが設置されている。弾薬庫の左奥の丘は削り取られてなくなった。
さてここはこれからどうなっていくのか?
⑪第4ゲート右側。小さな丘が、木々が丸ごと削られ土砂がダンプで運ばれていく。10:37
⑫第4ゲート左側(北西側)。ここも全部森だった。10:39
ダンプが戻ってくるが、このダンプの左先から右折路が拓かれており、その奥。その先は弾薬庫あたり。弾薬庫の関連工事なのか、まだこの道路造成工事なのかは不明。いずれにしても、傾斜地をフラットにしているのだろう。
⑬第4ゲート脇から望む大浦湾。大浦湾の対岸まで見えてしまう。大浦湾の先端が安部オール島。「森を返せ!」 10:48
⑭第4ゲート右側の旧小丘。削られて、削られて。人間の破壊力は無残だ。「森を返せ!」 10:49
⑮10:52 こちらが第2ゲート手前の陸側の工事。こちらも皆伐。
⑯この占用許可表示。先ほど書いた道路法の占用許可。しかし沖縄防衛局は国の機関。道路法によれば国の許可は不要。届出だけ。だからここにある表示は基本的に間違い。そのせいか占用物件の事項は、上から張り直している。占用期間も。冗談みたいな掲示板。「冗談板」? 10:56
⑰驚きのカーブミラー。10:58
いつつけたのだろう。新年になってからだろうが、不明。カーブで危険だから付けるのは理の当然。右側の皆伐工事が車道を造成する工事だから、進入車の安全の為だろう。そしてこの柱は埋設していない。下は斜面だからできず、コンクリートで撃ち固めてある。大型車が衝突しても壊れないだろう(ミラーは割れる)。
⑱右側の皆伐工事。「森を返せ!」 11:01
作業員が休憩中。背後から失礼します。
ここはどうなる計画なのか?
⑲これは海側。第2ゲート(左側)手前。ここも森だった。車道が造られているようだ。11:06
⑳右側の皆伐工事の標識。
「道路工事承認標識」
①承認年月日は22年12月23日なのに、工事期間が22年9月26日からとある。承認前に工事を始めた訳だ。国の機関だから「届出だけ」だからと出し遅れた。沖縄防衛局の傲慢さがアリアリ。
➁ここは「工事用進入路」とあり、企業は東亜建設工業・大寛組・富島建設の共同企業体。沖縄防衛局のHPから探すとあった。入札・契約状況調書「シュワブ美謝川整備工事」だが、辺野古美謝川の付け替え工事は辺野古ダムの下流側だ。上流側に何故工事を行なうのか不明。辺野古ダムを潰し、周辺整備(皆伐だろう)し,滑走路予定地にある施設をここにも移設し、建て直す計画がある。そこに陸自水陸機動連隊の自衛隊庁舎も入るのかも知れない。いずれにしても海側かこの陸側のどちらかだろう。要注目!
③この契約額は1億6753万円(税込み)
なお、地形図を見ると、この先(辺野古ダム対岸)に演習場内に車道あり。そことここ(国道329)をつなげば、周辺整備事業ができる。ただ辺野古ダム(辺野古美謝川)をどう整備(潰す)するのか、周辺は傾斜地であり、こちらも皆伐案件となる。アカショウビンの森を壊すな!
辺野古ダムは東西に約1km。ダムの北側から国道329号まで500m余りだ。どこまで皆伐計画をたてているか不明だが、おかしいものはおかしい。
㉑第2ゲートは閉まっている。本日は平日だよ。米国の暦でも。何故か? 11:09
㉒第2ゲートを行き過ぎてから振り返る。11:12
左は沖電の埋設工事拠点(誰もいない)。カーブです。第2ゲート左奥が辺野古ダム方面の作業道開削工事現場。ゲート奥の重機は先に見た小丘の開削現場。工事3連発ということだ。
㉓アップで撮る。ダブル重機が動き、ここの土砂を剥がしてダンプに積み上げ、左奥(北西)に運んでいく。11:13
一旦ここまでとする。(続きは➁へ)