おはようございます。昨日はブルービーチ脇に朝から夕方まで。だまし絵にあったようで、心身ともに疲れた。陸自のCH-47で下りてきたのは米兵だったのだ。そのあとは暇となり、今日のミニ講演のレジュメの試案を作ったり、本を読んだり。ぽかぽか陽気の中でのんびり。どうせヘリでくるならば、見ていなくても大丈夫。ゴムボートだって音がする。そんな感じの7時間でした。帰りのバスの中から沖に何かいないか見ながら帰りましたが、揚陸艦は消えていた。別の戦闘艦が1隻。
出たゴムボートは5隻、計約50名。いなくなったのは揚陸艦に乗ったからでしょう。今夜はホワイトビーチで一泊なのか、それとも夜間上陸訓練をするのか。わかりません。自衛隊はこれからでてくるのか、別の場所でちまちまやっているのか。輸送艦おおすみが故障でこれないらしいのだが、「沖縄戦」を強いた両軍が沖縄で戦闘訓練をやるなど、あってはならないことだ。
そんなこんなで疲れ果てた。帰宅後の我がパソコンがまた不調で、上手く動かないし、何もできないまま寝てしまいました。
私が読んでいるのは、高木仁三郎の「市民科学者として生きる」(1999年9月刊)だ。彼は核化学を学び、原発産業にいたり、大学教員をやったりしながら、市民科学者を選択・創造してきた。国家・大企業のための科学者でなく、市民が生きるための科学(批判)者として頑張ってこられた。そしてガンで亡くなった。この本は死ぬ直前の著作。総括的な提起を心がけたのだろうが、思いが上滑りしている。
しかし頭のいい人は形に残せる。無論周囲の励ましや期待があったからこそやれたのだろうが、市民科学者としての遺産をたくさん残している。今頃こんな本を読んだのは今更私に何ができるのかを考えているからだ。一人ではできないことを繋がることを通して、形にしていかなければならない。今夜のミニ講演会もその1頁になることを期待している。