昨日の名護湾の落日、如何でしたか? 暑くなく、寒くなく、良い条件で撮れました。気持ちを安らげることがなければ、心ばかりか身も持ちません。2024年10月13日(日) 晴れ
いよいよ衆議院選挙が始まります。さてどうなるのか? 石破自公政権は安泰ではないだろう。しかし野党共闘は成立せず、各党の不一致は目を覆いたくなります。しかし自公VS維新・国民民主・立憲民主という第2保守勢力VS日本共産党・れいわ・社会民主党の第3勢力。またそれぞれがまとまらない。沖縄でも4区の選定がもめ、不透明な形で立憲民主党の金城徹氏が選ばれた。れいわ・新選組の山川ひとし氏が別個に立候補の予定。それだけで、あららなのに、1区にれいわが、日本共産党の赤嶺政賢氏に対し、別途立てるといいだし、大波乱。さすがに多くの抗議の声がれいわに集中し、取り下げることになった(10月11日)。
私はオール沖縄会議を支持していない。むろん自公に断固反対。基地の島から脱却すべきだ。まして沖縄の島々が戦場になるような戦術がとられ、新たな自衛隊基地がつくられてきたなど、おかしすぎる。こうした動きにオール沖縄会議は正面から反対していない。何故なのだろうか? じっくりと検討しなければならないことだ。
矛盾には錯綜した矛盾関係があり、単純には理解できない。日本の現状の政治で、鍵を握っているのは立憲民主党だろう。野田氏が代表になったことが、象徴的だ。彼は元首相であり、消費税をあげた時の首相であり、原発廃棄から後退し、再稼働にも容認のようだ。なにしろ2014年の集団的自衛権の合法化に反対した地平からも後退している。これで「島嶼防衛」の基地強化に反対する論拠も失われている。
特に沖縄の立憲民主党は、このまま道を誤っていけば、取り返しの付かないことになるだろう。立憲民主党中央に明解な道を示すべきだ。 頭が痛くなることが山積みだ。石破政権は選挙を経てどうなるのだろう。このまま続けば、彼は地位協定の改訂を腹案に持っているようだ。だが彼の本音は米日同盟の強化のためであり、主権の回復、沖縄の、地域の自治のためではない。軍事力強化のための地位協定の改訂であり、論旨不透明だ。
選挙結果によっては、選挙に勝っても負けても、石破政権は、安泰ではないだろう。権力闘争が波乱含みになるだろう。悩ましいからと私たちが寝ていては、結局容認していくことになる。ひとつひとつの事態を凝視し、解きほぐしていく以外にない。11年前、私は考えていなかったことまで考えなければならないのが現実だ。
沖縄が日本国に組み込まれて52年が経つ。すっかり日本国になったのだろうか? だとすれば、日本国の軍事力強化に同伴すべきなのか?
それではあの沖縄戦を生き延びた人たちに、どう相対するのか? 殺された人たちにどう向き合うのか? 遺憾ながら人間は矛盾の中を生きている。それでも国家によって殺されるだけの人生を打破し、生きようと踏ん張ってきた人たちに、私は向き合いたい。そう私は生きたいのだ。国家に追従し、殺す側に回るのか、殺されるのか、否、生きぬくのかが問われている。下劣な権力闘争に組み込まれない、したたかな生き方を追求したい。カメラワークもこの道を指し示せるように頑張りたい。これを私の11年目の原点にすべきだろう。
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