山越木工房Blog

木楽(気楽)な日記

FE168NSを検証する 20181208編

2018-12-08 23:01:31 | オーディオ

みなさんこんばんは。

今回はFOSTEXさんのご厚意により 一般発売の前に一足早く弊社に「FE168NS」が届きました 有難うございます。

さっそく現物を手に取ると いても立ってもいられなくなり 早速パッケージを開封。

まずは、同社レギュラーユニットのFE168EΣと外観と各仕様書を見比べてみます。

※フレームは同じもののようです。

仕様書見た感じから気になるところをピックアップすると、

出力音圧レベルが94.5dB(EΣ)から90.5dB(NS)へ 

マグネット重量は 721g から 720gへ

最低共振周波数が 51Hz から 60Hzへ

それぞれ変わっています。

その他いろいろと仕様的に変わっていますが、長くなりそうなのでまずは上記3点を軸に弊社製16㎝バックロードホーンにインストールし短時間での感想を簡単に纏めてみます。

ます、音圧レベルに関してはカタログスペックの差「4dB」ほどは違いがは感じられませんでした。2dB位でしょうか。

最低共振周波数に関してですが、若干ですがEΣの方が押し出し感が有るように感じられました。

では、NSが全然ただのレギュラーユニットなのか?と聞かれると それはFOSTEXさんの新しい音づくりへの設計思想の変化がカタログスペックに出ているだけで決してスペックダウンには感じられませんでした。

 

まずは先日の更新で書いたように、中高域の自然さ「美音系」に纏めた感じが特筆です。

EΣはスペックを追求するあまり、中高域にピークがあり これがソースによっては「パサパサ・ギャーギャー」したところがあって

好みが分かれいた所があったと思いますが NSにはそれが無く自然な感じで聴きやすく「あぁ こっちのキャラクターにこれから行くのね。」と説得されるように感じました。

それと、スイートスポットが広く感じるので、自作をされる方は使いやすいユニットだと思います。

今までの同社ユニットは、ハマればいい感じだけど「外す」とソフトを選んだりしましたが

部分的なピークを抑えて(←これがカタログ値での出力音圧レベル4dBダウンなんだと思います)

素直な特性になった結果での 90.5dBなのでスペック値ほどの音圧の違いには感じられない理由なのかもしれません。

これからユニットのエージングが進めば また変わってくるかもしれませんので こちらは時間経過と共にインプレッションをしていきたいと思います。

ツィーターは必要だと思います こちらもまずはマッチングを観ながら後日色々と実験していきたいと思います。

経過報告いたしますのでお楽しみに。

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