オヤジひたすら歩く
前編はこちら
黄色が登って来た道。
赤色がこれから歩るく道。 ふ~
チョッと疲れて来たオヤジ。
でも行かなきゃ。さあ頑張ろう
13:30出発です。
ドッコイショッと頑張って、
13:50 「新大日」(1340m)に着きました。
ピークに上る度に休みます。
ここでも10分休憩。
お約束の急降下して、急上昇です。 ヤレ、ヨッコラショ、コンチキショ
見た目は気持ちの良い木道ですが、歩きにくいんです、これが
よしっ!あと1kmを切った。
霧が出てきました。若干気温が下がったようです
「塔の岳」が見えました。今日初めての対面です。
よしっ。あと少し。
静かな景色です。
最後の坂を登り切ると、
やったあー!頂上です
14:45 ハイッ。テッペン(1491m)
「ヤビツ峠」を出発して5時間35分。
360度の大展望。
霞んで雲が出て絵にはならないけど、肉眼では雄大な風景です
今まで見えなかった、北側の「丹沢山」や「蛭が岳」が直ぐ近くです。
今歩いて来た「新大日」からの尾根道。
景色を眺めて休んでいる間、「この山、今までの山と何か違うな」と考えていました。
それは、騒々しいオバサマ達の集団が全くいない事です。
オバサマ達に代わって、この山の主力になっているのが、20代の若者達。
男子はグイグイと力強く登って行きます。見ていて気持ちが良いです。
女子は僕とほぼ同じペースで歩いています。
この「丹沢表尾根コース」は、中級或いは健脚者向けになっているから、
それなりのレベルの人しか来ないのでしょう。
おかげで静かな山歩きが出来ました
おっと、「出来ました」なんて暢気な事を言っている場合じゃない。
これからまだ7kmも降りなきゃならないんだ
相変わらず食欲は無いんだけど、オニギリ2個とドーナツ3個を、
無理やり飲み込んでエネルギーを溜めます。
15:35出発です。
「大倉尾根」を「大倉バス停」まで降ります。
下り一方(逆は当然登り一方)の長~い尾根で、
通称「バカ尾根」と呼ばれているそうですよ
階段が延々と続きます。
登りの階段は嫌いだけど、下りは拒否したい
立派な階段が在るのに、土手に道が出来ています。
拒否したいのは僕だけじゃないようだ
「金冷しの頭」と言うおかしな地名の付近。
西側が開けました。
左が「大山」、右が午前に登った「三の塔」
丸太に腰を掛けて休んでいると、若者達が「お疲れ様です」
と声を掛けて、凄いスピードで抜いて行きました。
急勾配の上、歩きにくい地面です。
そろそろ膝が微笑みを始めました
げっ!まだ半分も来てない ベンチに寝そべって10分休み
大休止!
大倉55分。 ウソです
泣きたくなる様な悪魔の階段
足の裏が燃えるように熱くて痛いです。
「ほっほっほっ」と膝が冷笑しています
半分過ぎたけど、もう5時を回ってる。
「えーい!終電に間に合えばいいや」と開き直りました
樹林帯の中は写真以上に暗いんです。
チョッと心細くなって、この山では必要無い熊鈴を、カキーン、コキーン
と振り回して景気付けします
道が二つに分かれて、直ぐ下で合流しています。
チョッとの距離だけど、どちらが楽か考え込んでしまいます
もう6時なのにまだまだある。
素敵な道だと喜んだら・・・
一瞬で終わって元の道に ・・・・ウンザリするほど長い つらい
「この~バカ尾根のバカッタレめー」・・・呪いの呪文を呟きます
秦野市街が見えました。 よっしゃ!もう少しだ
爆笑している膝に一喝を喰らわしてスピードを上げます。
森の中は、もう写真が撮れない暗さ。 不気味だぁ
着いたぁ!やっと着いた
バスに駆け込んでギリギリセーフ
6時52分発。
山頂を出てから3時間15分。
朝「ヤビツ峠」を出発してから9時間40分。
長~い1日、手強い山だった
日光・女峰山に向けてのトレーニングの積もりだったけど、
女峰山はこの山以上に手強い。
計画を練り直そう
今日1日で、体中の水分が入れ替わってしまうほど汗をかきました。
帰ったら、キンキンに冷えたビールを鯨飲しよっと
山登りオヤジ
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