タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

白秋期〜地図のない明日への旅立ち〜

2022年12月29日 | 読みました!見ました!

日本文理が全国高校サッカー選手権大会で1回戦を突破し、開志国際高校がバスケットのウィンターカップでみごと全国優勝。今日(29日)は新潟県代表の高校生たちが大活躍するのをテレビ観戦させてもらいました。素晴らしい快挙に拍手です。

さて、図書館から借りていた五木寛之の「白秋期〜地図にない明日への旅立ち〜」(日経プレミアシリーズ)を読了しました。このところいろいろバタバタあって落ち着いて本を読む時間がなかなか取れなかったのですが、年末年始の休暇が始まって(孫の襲来は明日からです)比較的自由な時間があるので今日は本も読めました。

「人生50年」なんて言っていた時代もあったわけですが、現代は「人生100年」の時代。「青春(せいしゅん)」「朱夏(しゅか)」「白秋(はくしゅう)」「玄冬(げんとう)」と人生100年を「色」と「季節」で分類すると、「白秋期」は50〜75歳までということになり、ボクは今まさに「白秋期」真っ只中ということになります。ちなみに「玄冬」の「玄」は、赤や黄を含んだ深みのある黒色のことです。

筆者の五木寛之氏が言うには、「白秋期」は人生の「黄金期(アクメ)」「全盛期」「最良期」であり、個人がもっとも自分らしく生きることができる人生の収穫期(ハーベストタイム)であるとのことです。

氏はこの「白秋期」の過ごし方を自身の経験に基づいて、お金や仕事、健康との向き合い方、孤独との付き合い方など、実感を込めて語っています。いわばこの本は、人生の先輩からボクら「白秋期」現役組に贈られた「人生後半のあるきかたのヒント集」みたいな感じです。

五木寛之氏とボクが最初に出会ったのは、高校1年生の時。友人に勧められて読んだ「青春の門(筑豊篇)」でした。それ以来、高校・大学時代の青春期には、ホントにたくさんの五木文学を読ませてもらい、いろいろ考えさせられました。早稲田に憧れたのも(落ちたけど)五木氏の影響があったように思います。「青春の門」は「望郷篇」くらいまでは読んで、その後はフェイドアウトしてしまいましたけどね。

あれから50年経った今、またこうして五木寛之氏の書いた書物を読んでいるということに、人生の不思議を感じます。「青春の門」を、もう一度最後まで読み切ってみようかな?

コメント
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