タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹林や自然と共に生きる」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

輪島の復興は先が見えない!

2024年10月18日 | 徒然なるままに

今年の元旦に大きな地震(能登半島地震)に見舞われた能登地域。その復興がなかなか進まない状況下の9月に、被災地だった輪島市が今度は河川氾濫の大被害を受けました。TVニュースや新聞等でその被害状況を知るにつけ、現地の皆さんの痛手は大変なものだろうなぁ…と心を痛めておりました。

ボクは6月に輪島市の手前にある穴水町で、地震災害の復興ボランティアに1泊2日で参加しました。地震発生から半年経っているにも関わらず、その復興の遅れには腹立たしさを感じたことが記憶に新しいです。

 

穴水町の災害ボランティア - タケ・タケ・エヴリバディ!

昨日(6日)と今日(7日)の2日間、能登半島の穴水町で災害ボランティアに参加してきました。今回はボクが所属する地元の市民活動団体の仲間7人との参加です。「あれ?...

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輪島市はこの地震被害に加え、9月にさらに水害被害ですからね。ボクも「地震と水害のダブルパンチを受けた輪島市をなんとか支援したいなぁ」という思いはあったのですが、輪島市は能登半島の先端です。新潟県から現地に行くには、6月に行った穴水町よりもさらに遠いわけですよ。「日帰りはきついよなぁ」「高速代や宿泊費、ガソリン代もかかるし、ボランティアに行くのもハードルが高いよなぁ」と思っていたのです。

ところが今月のこと、ボクが所属する「中越市民防災安全士会」の(ゆるやかな)上部団体である「チーム中越」から、輪島でのボランティアへの参加要請がありました。「高速料金は減免」「レンタカー代とガソリン代は『チーム中越』が負担」という好条件です。こういう情報を待っていたんですよ。早速ボクは手をあげて、「輪島での復興支援ボランティア」に参加することにしました。平日でもOKですよ。だってボクは無職だし(アルバイトは週1〜2回)。ただね。午前3時半に出発し帰宅は午後9時過ぎというのは、ちょっと年寄りには強行軍です。

レンタカーに4人で乗り込み、長岡を出発して5時間。ボクらは「輪島市災害たすけあいセンター(ボラセン)」に到着しました。被災地の写真を撮ることはあまり推奨されていないので、ちょこっとだけね。元旦の地震で被害を受けた下のような光景が、輪島の街中にはまだまだ残っていました。

そこに9月の水害ですからね。TVニュースで見た仮設住宅が水害で床上浸水した現場なども、目の当たりにしました。ひどい状況が、まだまだ町のいたる所で見られます。土砂や流木が片付けられていないところも多かったです。

「たすけあいセンター」で作業用具を軽トラに積み込み、ボクらは割り当てられたお宅の復興支援に向かいました。

ちょっと宣伝をしますね。ボクらが所属する「チーム中越」のユニフォーム(ビブス)です。オレンジ色で目立ちますよね。アルビレックスみたいでしょ?

「チーム中越」についてもちょっと説明しますね。新潟県中越地域は、平成16年の「7.13水害」と「中越地震」、その後も「中越沖地震」や「豪雪」など、度重なる災害で被災し、その度に日本中や世界中から支援を受けて復興を遂げてきました。

この中越が経験した被災から復興、そして持続可能な地域づくりへとつながる一連の知見は、とても貴重なものです。その知見を次の被災地の復興に役立てることは、われわれの責務です。こういった考えを基に災害復興支援等に取り組んでいるのが、われわれ「チーム中越」なのです。エヘン。

今回「チーム中越」のメンバーとして輪島にやってきた、ボクら中越市民防災安全士会のメンバーは4人です。石川県内の企業から派遣された他の4人とともに、水害で床上浸水と土砂の流入を受けたSさん宅の「床下の泥の掻き出し作業」に取り組みました。

床下にもぐっての作業は結構きつくてね。すぐに腰が痛くなります。それに水分を含んだ泥(砂)はけっこう重いんですよね。スコップや十能などで掻き出した泥を、土のう袋に詰めて外に運び出します。

それを軽トラに乗せて所定の災害ごみ集積所まで運搬するのですが、あまりの重さに軽トラの後ろのタイヤが歪んでしまい(空気圧のせいじゃないよね?)、とても運転しづらかったです。10月の作業ですが、汗びっしょりです。

町のあちこちでは、こんな看板も見ることができました。まさに「がんばろう能登!」「がんばろう輪島!」です。これは「たすけあいセンター」前の商業施設内のフードコートで昼休みに撮影したんですが、ここには「輪島の朝市」のおばあちゃんたちがいくつかテントで店を出していて、ボランティアに来た人たちがお土産を購入していました。ボクもばあちゃんたちと世間話をしながら、海産物の干物をおみやげに買って帰りました。

午前2時間半+午後2時間半の作業(休憩+片付けも含む)を終え、支援に入ったお宅の床下の泥はほぼ片付きました。作業が終わった8人のメンバーで記念撮影です。いやぁ〜疲れましたね。皆さん、お疲れ様でした。ただもっと疲れたのは、この後の帰路5時間の運転でした。2人の交代で運転したのですが、さすがに早朝(というか深夜)3時起きでしたのでね。

ボクら「中越市民防災安全士会」は4〜5名を1グループとして、10月中に「チーム中越」として輪島の復興支援ボランティアに5回参加することになっています(今回のボクらは第2陣でした)。ボクは来週、もう1回参加する予定です。「能登や輪島はまだまだ大変な状態だ!」ということを皆さんにも知っていただきたくて、今回のブログで紹介させていただきました。「選挙どころじゃないぞ!」って思っている人たちは大勢いると思います。

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2 コメント

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ボランティア (みー子)
2024-10-19 06:30:59
八百政さん
朝早くから お疲れ様でした。

輪島の方々も喜ばれたと思います。
復興まで日が掛かりすぎて 気の毒ですよね。
もう少し 自衛隊の方々にも応援して頂きたいものです。
チーム中越 好いお仲間で心強いです。
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政治の力をもっと! (八百政)
2024-10-20 05:16:37
>みー子 さん
本当のことを言えば、ボランティアに頼るのではなく、政治の力で(補正予算を組んで)もっと迅速に復興を進めるべきなんだと思います。政治家の皆さんからも、能登や輪島に足を運んで実態をしっかり見てほしいです。
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