タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹林や自然と共に生きる」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

今年もクルミの収穫!

2024年10月26日 | ふるさと長岡・嗚呼!田舎暮らし

すっかり秋も深まってきましたね。ボクは落語を聞いたり演劇を見たり温泉に行ったり災害復興に行ったりしながら(バイトに行ったり、土手を走ったり、卓球の練習に行ったりもしています。ピアノは少しだけ)、天気の様子を見ながら秋の外仕事にも取り組んでいます。

今日紹介するのは「クルミの収穫」です。わが家の敷地内に、樹齢100年近くあると思われるクルミの古木があります。この実を拾うのが、ボクの毎年この季節の仕事です。クルミの実を拾って処理するのって、意外に汚い仕事でね。手間もかかるんですよね。

クルミの木の下に、実がこんな感じで落ちています。硬いクルミの殻の外側の緑色の部分が腐って黒くなると落果するので、それを拾います。ところがね。この外側の黒い部分が汚いんですよ。作業にゴム手袋は必須です。

ポリバケツいっぱいに拾ってきたクルミの実を水場で洗い、外側の黒い部分を除外して中のクルミの殻の部分を出していくんですが、一朝一夕にはいきません。

まずは数日間放置しておき、外の黒い部分を自然に腐らせます。

それを足で何度も踏んづけて(もちろんゴム長靴は必需品です)、外側の部分を取り除いていきます。途中でポリバケツの中のクルミを手で洗ったり、ホースからシャワーやジェット水流を出して汚れを吹き飛ばしたりしながら、だんだんキレイにしていきます。

はい。だいぶきれいになってきましたね。

ここまでくれば、できたも同然。洗ったクルミを乾燥させます。

今はこうして、ウッドデッキの上で乾燥中です。落果しているクルミはこの数倍の量があるのですが、面倒くさいのでこれ以上は処理しません。だってこのクルミをわが家の料理に使うには、「クルミを割って」さらに「ほじる」という面倒くさい過程を経なければならないわけなので、これ以上はやってられません。(欲しい人、拾いに来てください!笑)

はい。では最後にクルミの画像をアップでどうぞ。なかなか今年のクルミも、美しいじゃないですか!

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ふたりのロッテ

2024年10月25日 | 読みました!見ました!

長岡市立劇場で、劇団四季のファミリーミュージカル「ふたりのロッテ」の公演を観る機会を得ました。

まずは、なぜボクが主として子どもたち対象のミュージカル「ふたりのロッテ」を観ることになったのかを説明しますね。

3月に常勤の職場を退職したボクは「アイツは暇になったらしい」って思われ始めたのか、いろいろな役割を頼まれることが増えました。まぁ昔からさまざまなことに首を突っ込むのは嫌いな方ではないので、よほど嫌なこと以外はお受けするようにしています。そんな中に「長岡市の(行政的な)さまざまなサービス等を評価する」的な役割があり、イベントに一緒に参加させていただいたり、意見を述べさせていただいたり(年に数回ですが)しています。

この劇団四季「ふたりのロッテ」の観劇は、長岡市が市内の小学校6年生全員に「ホンモノに触れる熱中&感動体験を!」という趣旨で実施している取組で、長岡市が推進する「熱中!感動!夢づくり教育」の取組の1つです。会場の市立劇場大ホールには、市内の全小学校の6年生が「午前の部」と「午後の部」に分かれて参集していました。その会場の最後列で、市議会議員(文教福祉委員)や教育委員とともにミュージカルを見させていただいたというわけです。

ミュージカルの内容は、こんな感じです。劇団四季のWebサイトから引用しました。


ドイツの小説家エーリッヒ・ケストナー作「ふたりのロッテ」は、「子どもに読ませたい児童文学100選」に選ばれ、映画やアニメでも親しまれている世界的名作。劇団四季がファミリーミュージカルとして上演し、高い人気を誇ってきた本作を、今回約10年ぶりにお届けします。

離ればなれに暮らしていたふたごの姉妹が、力を合わせて困難に立ち向かい、家族の絆をとりもどそうとする、感動の物語。ふたりが奮闘する姿は、ユーモラスでありながら、切なる願いが胸を打ちます。家族、友だち、人とのつながり・・・「大切なものは何か」に改めて気づくはず。

ハラハラ・ドキドキのストーリー、心に温かく響くメロディ、ダイナミックなダンス。あっという間に物語の世界に引き込まれ、観た後はきっと、勇気と希望に満たされることでしょう。


いやぁ〜面白かった。さすがプロの演技やダンス、そして歌。すばらしかったです。小学6年生の子どもたちも、夢中になって楽しんでいましたね。自然と拍手が湧いたり、掛け声をかけたり、舞台を一緒に作り上げる役割もしっかり担っていました。

今回の観劇を機に演劇やお芝居に興味を持ち、その道に進む子どもたちが出てくるかもしれませんね。この長岡市の「子どもたちにホンモノ触れさせる」という取組、すばらしいな…と思いました。劇団四季のミュージカルを生で観るって、すべての家庭で個人的に経験させることは絶対に無理ですからね。ボク自身も、大いに楽しませてもらいました。

そんなわけで、ボクはこの1週間で「いびしない愛」と「ふたりのロッテ」の2つの舞台を生で観ることができたわけです。こんなこともボクの人生にとって初めの経験です。なんて文化的な生活なんでしょう!

コメント (2)
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美味い!吉乃川の新酒!

2024年10月24日 | 食いしん坊バンザイ

長岡市内の酒蔵で造る日本酒の中で、ボクがもっとも愛飲しているのは「吉乃川」です。中でも「吉乃川・厳選辛口」の美味さは、同レベルの値段の日本酒の中では最高クラスだと思っています。もちろん価格の高い日本酒(いわゆる精米率を高めた純米大吟醸など)を追求すれば美味いヤツはいくらでもあるんでしょうけど、日本酒はやはり「庶民が毎日飲める価格設定」が評価の基準になるべきだと、ボクは考えるわけですよ。

その「吉乃川」から「新酒・厳選辛口」が発売されています。グリーンのボトルに入って、「若々しさ」を前面に押し出したようなパッケージです。「新酒」は、まだ熟成が進んでいないため、みずみずしく、フレッシュな味わいが特長です。 また、心地よいほろ苦さや、荒々しさなども感じられる、弾けるような若々しさがボクらを魅了します。

ラベルもなかなかいい感じですね。冷やして飲むとスッキリとした味わいを楽しめますし、温度帯が上がるにしたがってお米のうまみが感じやすくなるのが、この新酒だそうです。ボクも冷酒とお燗で飲みくらべしてみたいなと思います。最近は「いい日本酒は冷やで飲む」っていうのが世の中の常識みたいになっていますが、ボクの経験上では「冷やで美味い日本酒は、燗をしても絶対に美味い」です。日本独自の「お燗の文化」も、継承したいですね。

災害復興ボランティアに行ってきた輪島市で、能登の干物を買ってきました。こいつを酒の肴にしてチビリチビリとやりながら時を過ごすのは、至福のひとときですね。嗚呼!日本人に生まれてヨカッタ!

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再び輪島へ!日帰りボランティア!

2024年10月23日 | 徒然なるままに

元旦の地震被害に続き先月の水害被害を受けた石川県輪島市に、先週に引き続いて災害復興ボランティアに行ってきました。先週の記事はこちら↙️です。

 

輪島の復興は先が見えない! - タケ・タケ・エヴリバディ!

今年の元旦に大きな地震(能登半島地震)に見舞われた能登地域。その復興がなかなか進まない状況下の9月に、被災地だった輪島市が今度は河川氾濫の大被害を受けました。TV...

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今回の輪島行きも、早朝3時半に出発して21時帰宅の「日帰り弾丸ツアー」です。前回とは異なるメンバーですが、全員が「チーム中越(中越市民防災安全士会)」の顔見知り。今回は安全士会会長のKさんや、能登へのボランティ参加が通算50回以上というベテランのMさんも一緒でしたので、より安心して移動や作業に取り組むことができました。

ボランティアセンターで輪島社協のスタッフの方からマッチングを受け、三重や大阪からのボランティアさんとともに、「川の氾濫による土砂撤去(屋外)」の作業に取り組むことになりました。必要な資機材を軽トラに積み込み、ボラセンから3kmほど離れた作業場所に移動です。

今回の作業に伺ったのは、氾濫した川の土手から10mほどの近くにあるお宅でした。2m近くの高さまで川の水が浸水し、家屋の1階部分にも土砂が入り込んだそうです。家の中の泥の撤去はほぼ終わり(床下の洗浄はこれから)、外回りの土砂の撤去に今回ボランテイアの協力を依頼したとのことでした。

ボクらが撤去に取り組んだ土砂は粘土質であり重いのに加えて粘着質だったので、作業は結構大変でした。それでも一緒に作業した三重県の若者と世間話などもしながら、午前と午後を合わせて5時間ほどの作業に取り組みました。もちろん、休憩も随時とりました。

家の前には水に浸かった乗用車が放置されていたり、

撤去された流木の集積場があったりして、水害被害の悲惨さを再認識させられました。ボラセンの方から「被災者のプラーバシーは守ってほしいですが、世間の方が輪島の被害を忘れてしまわないないようにSNS等で情報の発信もどうぞ」というお話もありましたので、今日の記事でも被災地の画像を公開させていただきました。

ボランテァイアセンターに戻ってきて、使った資機材や長靴を洗っている様子です。粘土質の泥はなかなか水で洗い流せず、苦労しました。はい、あとは帰路につくだけです。

重労働でお腹も空いたので、「途中で夕食を食べて帰ろう」ということになりました。北陸自動車道の有磯海SA(富山県)で、初めて「富山ブラックラーメン」なるものを食べました。うん、なかなか美味いじゃないですか。肉体労働で疲れた身体に、ラーメンのスープが染みました。

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人間標本(湊かなえ)

2024年10月22日 | 読みました!見ました!

”湊かなえ”の「人間標本」(角川書店)を読了しました。”湊かなえ”の小説は今までにも何冊も読んでいますが、今回の「人間標本」にはビックリしましたね。今までの彼女の作品とは全く異なる作風で、ちょっと(いや、かなり?)ボク的には違和感がありました。終盤での「どんでん返し」には、さすがだなぁ…とは思いましたけどね。ストーリーはこんな感じです。


物語は手記から始まる。高名な画家の息子ながら画才に恵まれず、蝶(ちょう)の研究の道に進んだ男が亡父のアトリエに集った5人の画家の卵を前に思う。〈美しい姿を永遠のものにしたい〉。手記の中身は、美少年を蝶に見立てて標本にしたうえ、最後は息子に手をかけた犯罪者の告白だった。


おどろおどろしい題名そのままに、美少年が次々と標本にされていく物語です。途中は読むのがきつい描写がたくさんあって、読み進めるのが少々しんどかったけど、続きが気になって気づいたら読み終えていました。そこらあたりは「さすが”湊かなえ”だ!」なんですが、やっぱり「人間の標本を作る」というその猟奇的な内容や描写には嫌悪感を感じ、「こんな小説をまた読みたいか?」と尋ねられればボクは「No」と答えるでしょう。

まぁでも「イヤミス小説(※)」っていうジャンルもあるそうですから、そういう意味では「”湊かなえ”の策略にまんまと嵌められた」ということなのかもしれませんね。

(※)イヤミスとは、ミステリー小説の一種で、読んだ後に「嫌な気分」になる小説のことをいいます。殺人などの事件が起こっても、最後には事件解決! 読者がスッキリと満足感を得るのが今までのミステリー小説に多かった傾向でした。しかしイヤミス小説は、事件のことだけではない人間の奥に潜む心理などを描写し、見たくないと思いながらも読み進めてしまう、嫌な汗がたっぷり出るような後味の悪い小説のことを指します。

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