暦通りの休日は、今日から四連休。天気予報が今一つの状況なので、行き場所に迷ってしまう。昨夜寝つきが悪かったせいもあって、遠出をやめ、昼食後に近場へお出かけ。
行先は坂出市城山の大不動滝。場所が分からなくて、いろいろ探していたのだが、先日やっと入り口を見つけたので、訪れる機会を狙っていた。朝まで雨が降っていた状況なら期待大である。
R11が城山を登り始めてすぐ、「高松カントリー倶楽部」の看板で側道に入り、すぐ未舗装路へと入り込んだ後、小さな空き地に車を停め、ここから徒歩。
道は不動川に沿っており、増えた水量で豪快な水音を聞きながら急な坂道を登っていく。 沿った流れは小さな滝が連続するような急な流れで、今の水量だと新緑もあって結構楽しい渓谷である。
きちんと整備された道は、時折自然石の階段を交えてどんどん高度を上げていく。ここにきて、失態に気付く。スニーカーはともかく、Gパンは汗を吸って重くなり、登りにくい。やはり未訪瀑の滝の場合には、きちんとした装備をすべきである。
20分程歩いて、社務所らしき建物を過ぎたところで、前方に滝が見えてくる。
やはり豪快である。香川県の滝とは思えないほど。ここで、レンズをワイドコンバータ付き18-55mmとPLフィルターに付け替え、三脚を展開する。
滝下にはしめ縄、滝脇に不動尊の像、通常であれば「不動滝」と呼ばれるのであろうが、滝の手前にある石碑には「大不動滝」とある。
道の途中にもシャガの花が多く咲いていたが、滝の周辺にも多く咲いており、風景に色を添える?
滝前を過ぎて少し行くと、木々がきれ眺望が開ける。瀬戸大橋がすぐ目の前に見える風景は、滝とは違った感動である。
滝に戻り、いろいろな角度から撮影。しっかり堪能した後、今度は滝下流を撮影しながら道を戻る。道をそれ、流れに降りようとすると、斜面は柔らかい土と落葉、踏ん張った足場ごとすべり落ちそうになる。場所によっては川を渡って左岸から撮影しようと思うのだが、この水量ではさすがに怖い。長靴であっても今日の水量では自重しただろう。
普通に歩いていても、濡れた石階段は滑る。いつものことなのだが、後もう少しで到着するというところで、足を滑らせてしまった。帰りつくまで気を抜いてはいけないという見本である。
滞在時間は2時間弱。できれば城山にあるもう一つの「サルブチ滝」を訪れたかったが、天候があやしくなってきたのと、時間にあまり余裕がなかったので、こちらは次の機会に。
雨上がりを狙った大不動滝は、期待以上の収穫であった。