先日の四国新聞で、八栗寺の菩提樹の花が見ごろを迎えたとあった。昨年、ある写真サークルで菩提樹の写真を見せてもらってから、興味があったのでこの機会にと訪れることにする。
実は先日、足の小指を角にぶつけてから痛みが引かず、滝めぐりに出るには不安があった。新宮のアジサイがまだ五分咲きということもあり、近場を訪れるにはいい日程だ。
八栗寺を訪れるのは20年以上ぶりになるだろう。 ケーブルカー乗り場に車を停め、参道を登っていく。結構急な坂道だが、距離は短いので、息を切らしながらもなんとかノンストップで八栗寺に到着。
目的の菩提樹はすぐに見つかったが、花はすでに終わっていた。無駄足だったが、せっかくなので本殿や太子堂をまわってみる。五剣山(四剣山?)をバックにすると寺の建物はそれぞれ結構絵になる。境内には四季折々の写真も飾ってあったが、紅葉期や雪が降った後は、見事な風情だったので、また訪れてみたい。
菩提樹のところに戻ってくると、売店のおばちゃんが参拝者に菩提樹の説明をしていた。
この菩提樹は古くからあるが、有名になったのはここ10年程のことで、木が大きくなって見栄えがするようになってかららしい。咲き始めから終わりまで一週間くらいで新聞に出た日が日程的に最後かもと言っていた。
五剣山をバックにして菩提樹の葉をアップに。
もう一枚。花の咲いている時期に、バックが青空だったらどんな感じだろう。いろいろな角度が試せるので、来年に期待である。
参道を降りていくと、道が思った以上に急であったことに気づく。パラパラと雨も降りだしたので、急いで車に戻り、次の目的に向かう。
向かったのは大窪寺。アジサイが見頃というので訪れてみたが、アジサイ園に入るには、入場券をもらう必要があるらしい。そこまでしてアジサイ園に入る気にもなれなかったので、何もせずに大窪寺を後にする。
大窪寺まで来て何もしないのももったいないので、近くのみぞおちの滝へ。
この滝は何度か訪れているが、下に降りたことがなかった。今回は道からではなく、滝前に降りて撮ってみる。修理に出していたベルボンの三脚が思ったより早く戻ってきたので、今回は試しに使ってみるのにいい機会である。木々に邪魔されて道からは全景が撮れなかったので、下からの撮影は正解だった。ただ、急斜面を降りると痛めた小指に違和感があって、まだ治るのに時間がかかるようだ。
滝の水量は思ったほどではなかった。あれだけの大雨の後でも、二日経つとこの程度になってしまうのだろうか。香川の滝を訪れるタイミングは難しい。
帰宅したのは昼過ぎ。ほんの数時間のお出かけで、目的を果たせなかったのもあって消化不良だが、こんな日もあっていいのだろう。
今日の歩数は、八栗参道を歩いてたおかげで 6,644歩。休日を無駄にしなかったので良しとする。