アケボノツツジの季節、昨年は道路崩壊や工事のため訪れることのできなかった薬研谷を訪れてみることにする。ここの開花は早いと聞いていたので時期を外してしまったかもしれないが、一度は訪れてみたい場所なので、場所確認もかねて訪問。訪問にあたっては「倶楽部まーくつう」さんのブログを参考にさせてもらった。
6時に出発して、神山町からスーパー林道に入り柴小屋休憩所に着いたのは8時。登山靴に履き替え、ザックを背負って登山口に向かう。薬研谷は休憩所より下の方なのだが、ルートとなる「四国のみち」は柴小屋山頂上を経由して尾根伝いにあるので、一度登ってから降りていく。距離的には短いながら結構急なアップダウンの道を歩いていくが、時折傍らを車道が走っているので、薬研谷へ簡単に到達できるルートがあるのかもしれない。
約一時間歩いてもうすぐかと思っていたところで、滝らしき水音が聞こえてきた。近づくと思った以上に立派な滝だったので、見逃すことはできず、三脚を据えて撮影。
滝を撮り終えて、先に進もうとすると、道から逸れて岩壁を登っていく踏み跡とテープの目印がある。プリントしてあった「倶楽部まーくつう」の登山記録を見ると、どうやらここが目的地の大岩らしい。少し戻って岩壁を見上げると、散り残ったアケボノツツジが見える。この滝がある場所が薬研谷ということなのだろう。
やはり時期は過ぎていてかなり散ってしまったのだろう。数枚撮った後、岩壁を登ってみる。近くでアケボノツツジが見られるかと思ったが、やはり見栄えのいい木を撮ることはできなかった。
このまま往路と異なるルートで帰ろうかと思ったが、岩壁を越えて滝を上側に出た後は、赤いテープは見えるものの踏み跡が不鮮明で、一人では不安になりそうなので来た道を戻ることにする。
滝前まで戻ると、雲間から陽が射して、ツツジが少し浮き上がって見えてきたのでもう一度望遠レンズを出して撮影。
帰路は登りがメインなので、明日に疲れを残さないようゆっくり上る。明日はおいわさん達と御来光の滝訪問の予定である。息が上がり足に痛みも出てきたので、少し休憩しようとしたら、足元に小さな花があったので、マクロレンズの撮影もかねて小休止。
尾根に戻ると、道は時折下りになる。これがかなり急なので、膝に痛みが出始めた。かばいながらだと他に負担がかかるので、できるだけ普通に歩くようにする。これでは明日が不安だと思いながら、12時20分駐車場に帰ってきた。到着直前に3人の登山者と会っただけで、他には全く誰も見かけなかった。アケボノツツジが盛りの頃はもっと多くの人が訪れるのだろう。
狭いながらも舗装された道を下っていくと、通話圏内に入ったらしくメールの着信音がした。見るとおいわさんからで明日の御来光を中止にするという。予報では明日雨らしいので、当然かもしれない。九州から参加予定の人もいたので早めに決定されたようだ。こちらも膝に不安を抱えているので、少し安心した。
県境を越え、香川県に入る頃から雨が降り出した。予想通りだったので、薬研谷訪問が予定通り進んだことに安心する。
本日の遠征 193km 12,817歩