恒例となった小田深山渓谷。渓谷の雰囲気も好きだが、毎年通っていると自分の写真が変わっていくのが分かって楽しい。
早朝、出発時には満点の星空だったのに、愛媛県に入ると雲が広がり、小田深山渓谷では曇り空。朝陽が射しこむ瞬間の、最もお気に入りのシーンは今年は撮れないようだ。
一本橋の上流側に行くと、橋を通る人を待ち構えてカメラを据えている人がいる。少しお邪魔して、ちょうど通りかかった女性を一枚。
上流側に向かい、撮りたくなる景色を探す。今年は少し時期を外したようだが、それを差し引いても色づきが悪いように感じる。例年狙うポイントのほとんどで、今年は興味をひかれなかった。
いつもは素通りするポイントが、今年は印象的に思えた。
2時間半ほどの滞在中、何人かのカメラマンが来ては去っていったようだ。皆同じ思いなのだろうか。
往路は久万高原町からほうじが峠経由だったが、帰路はソルファ小田スキー場経由をとる。途中目について車を停めて撮った景色。
今年は体調が戻らず、遠征が少ない。秋の遠征の第一弾は、今一つ物足りないが、往復400kmを走ってもよかったと思える景色だった。