10月8日のお出かけ記録です。
久しぶりの山歩きに矢筈山を選ぶ。矢筈山という名の山は二つあり、落合峠からのぼる矢筈山と、高知との県境にある土佐矢筈山。どちらも素晴らしい景色が臨めるとのことだが、道が明瞭であるという理由から今回は土佐矢筈山をめざす。
最初はアリラン峠側から登る予定だったが、登山口までの距離が短いことから京柱峠から登ることに。
5時に出発し、高速を利用して大豊ICで降り、少し戻ってR439へ。あまりの眠気に少し仮眠をとったので京柱峠についたのは7時半過ぎ。駐車スペースには2台停まっている。
装備を整えすぐに出発。峠の案内板の脇に「熊 出没注意」とあるのを見て、熊避けの鈴を持ってくるのを忘れたことに気づいたが、今更遅い。熊に出逢わないことを願う。
登山道に入る前、京柱峠から見た風景。
登り始めは、下草が多く足にまとわりつく。スパッツを持ってくればよかったと思ったが、尾根に出ると下草はなくなり、森の中とはいえ視界は開ける。
急な斜面となだらかな登りが続くが、昨日までの雨のせいか滑りやすい。また木々の根がむき出しになっているのでペースが上がらない。それでも原生林の分岐まで50分で到達すると原生林コースへと進む。
風景が変わり、シダやコケが地面を覆う。空気が変わっったように感じ、とても心地よい。
陽の光を浴びて浮かび上がる蜘蛛の巣。今日一番のお気に入りかもしれない。
ニセ小桧曽山とよばれる分岐に到達したのは9時半、出発してから100分と案内書通りのペースだった。晴れていたと思っていたが、雲が多くて遠望がいまひとつ。
先に小檜曽山頂上に登って小休止。風が吹く頂上は結構肌寒い。早々に休憩を切り上げて土佐矢筈山にむかう。
尾根上を歩く道は、遠くまで見通せていい気分だが、足元には笹が茂り、肩幅もない細い道を歩く。最初にすれ違ったのは、京柱峠で先に来ていた一台で、同じ香川出身の方だった。二人目はクマよけ鈴をつけた人で、この人とは帰路にもう一度会うのでアリラン峠側から登ってきたらしい。
旧小桧曽山を経由して土佐矢筈山へ。雲が多く、あまり風景を楽しめなかった気がするが、ここへは春にもう一度訪れてみたい気がする。
土佐矢筈山頂上で昼食を取るが、すぐそばでバードウォッチャーがじっと何かを狙っている。風に乗って気持ちよさそうに舞う鳶(?)ではなさそうだが・・・・。
帰路はカメラを仕舞い込み、記録のためにコンデジでの撮影だけでまっすぐ下る。10人以上の登山者とすれ違ったが、おおくは京柱峠から登ってきたのだろう。細い道を笹の上へとかわしながら、そのたび気持ちよく挨拶をかわす。
滑りやすい急斜面を降りるのは結構きつく、膝が悲鳴を上げ始める。その上、登りの時よりも汗をかいていた。
京柱峠まで戻ってきたのは2時前。土佐矢筈山頂上から2時間強で降りてきた。
さして困難な山とは思わなかったが、滑りやすい地面のせいか足腰には負担がかかったようだ。景色を十分には楽しめなかったので、来年春にでも再び訪れようと思うのだった。
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