冬季オリンピック。
選手たちそれぞれの真剣勝負に惹き込まれて観ています。
フィギュアスケートで、羽生選手の4回転半のアクセルジャンプが公認されましたね。
氷の上で4回転半も回転する。
ここまで積み上げてきた技術の高さと努力は、想像を超えているのではないかと思います。
例えば、回転方向はもっと複雑になりますが、体操競技も4回転の時代が来ています。
先頃引退された白井選手のひねりも異次元でした。
「伸身宙返り4回捻り」で、あれだけ余裕を持って着地できる選手は、世界トップレベルの選手でも、しばらくは現れないような気がします。
ただし、そこには競技技術の進歩に合わせて「道具」つまり器具の進歩があったという側面も見逃せません。
競技用の床や、ロイター版と言われる踏切板はすごく進化しているようです。
【体育用と競技用の器具大きな違い】
(YUTUBEで拝見している体操選手「シダックス」さんの動画😂
ラストの脳が揺れるのは、ほんとガチやばいので気をつけて!)
そのバネに対応するための技術や身体の強さは必要になるでしょうが、競技者が飛べる高さと距離はとても増えました。
ですので、その分、空中で回転数を多くする余裕が生まれます。
ところが、、、、フィギュアスケートの選手は氷の上です!
特別に弾む氷とか、転んでも痛くない氷なんて、どこにもないのです。
「道具」の進歩と言っても、スケート靴だけだと思います。
摩擦を少なくして滑らせる部分と、氷を削ってブレーキをかける部分に分かれているようですが、その構造の進歩が、体操競技の床のバネのように、まさしく飛躍的に!飛距離や高さを生み出すようになるとは考えにくいです。
また、選手は、あの細い歯の接地面の上で、バランスをとって着氷する必要があります。
バランスを崩して転倒すれば、マットではなく硬い氷の上に投げ出される。
その恐怖にも打ち勝ってジャンプしなくてはならないのです。
そのような中で、回転数を少しずつ上げて、誰も到達していない回転数まで引き上げる。
本当に凄いことですね。
ちょっと自分なりに想像してみました。
縄跳びの2重とびくらいまでならできても、3重とび、ましてや4重とびとなると、なかなかできない。それが縄の方ではなくて、自分の身体を回転させる。
ジャンプしている短い間に身体にかかる遠心力を想像すると、宇宙に飛び出しちゃいそうです😅
ましてや、それをした後に、細い歯のついた靴で氷の上に立たなくてはならない。
ほんと凄いですね。
羽生選手は、ショートやフリーでミスをした後も、美しく流れのある演技をされていたので、その切り返しの早さや、高度な集中力にも驚愕していました。
結果がついてきた選手もそうでない選手も、オリンピックという経験はきっと幸せなものなのではないでしょうか。
私は、たとえ、その選手が思う結果が出せなかったようでも、素直にオリンピックに出られるほどの人たちの凄い身体と動きを観て感動しています。
身体に興味があるものにとっては、貴重で、面白くて、幸せな時間なのです。
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