食べて、笑って、旅をして

ニュージーランドにいたときに書き初め、いまではテーマはいろいろ。旅、グルメ、高知、鳥、ダイエット、英語。徒然思うこと。

岡山・湯郷温泉

2017-06-22 | Travel

岡山大学からバスで駅西口に降り、

まずは湯郷温泉まで向かう路線バスの乗り場を確認。

大学で散策中に、旅館に電話してバスで向かうことを伝えると

バス停まで迎えに来てくれるというので

バスの乗り間違いのないように念のため。

本数が14時台の次は16時台、

と2時間おきくらいしかないから、

乗り遅れるわけにはいかない。

(電車で行くという方法はあるけど)

念には念を、と窓口のおじさんに、

「湯郷温泉下」というバス停を通るのは

これでいいか確認して、安心して駅地下に戻る。

Hisakoと合流するまでブラブラと買い物。

歩き疲れてサンマルクでお茶をして待っていると

彼女がやってきた。

ニュージーランド以来、12年ぶりの再会は

不思議な感じ。

「急なお誘いに乗ってくれてありがとう」から始まり

ニュージーでの思い出(共通の思い出は少ない)、

共通の友人の話、

自分たちのこれまでの話などいろいろ

すぐに打ち解けた。

そしてバスに乗り込み、ゆらゆら揺られて約2時間。

いきなり現れた温泉街。

降りると約束通りお迎えの車が来てくれていた。

今回の旅館は「やさしさの宿 竹亭」

旅館のロビーに

というのがあったので、

せっかくだから行ってみよう、

と夕食を19時にお願いした。

温泉旅館は久しぶり。

お刺身もぶ厚かった。鱧しゃぶ、岡山牛、アワビの鉄板焼き。

鮎も美味でした。

 

今回のプランは「量より質」

たくさんあって食べきれない人のために

少なめで上質のものを、というもので

量もちょうどよく、美味しかった。

ゆっくりいただいて、送迎バスでホタルを見に!

車で連れて行ってもらったけど、歩いても近い。

帰りはお散歩がてら歩いて戻ってきた。

ホタルはもう終盤ということで

たくさんは飛んでいなかったけど

生ホタルを見たのはほんと何年ぶりだろう

という感じで純粋に感動し、

きれいでいい夜となった。

戻ってから、サービスのコーヒーをロビーで飲み

いよいよ温泉。

露天風呂はなかなか風情があった。

ホタル観賞して、コーヒーを味わい、

温泉入って、とまったりして部屋に戻ると

もう23時を回っていた。

あっという間に寝落ち。

翌朝は7時に起きて温泉に入ってから

朝食をいただいた。

鮭が大きく肉厚でふっくら。お米もおいしい朝食だった。

その後、近くの神社まで散策。

そして宿の車でJR林野駅まで送ってもらった。

ここから奈義町へ向かうことにしていたのだけど

いろいろ考えた挙句、大人として(笑)タクシーを選択。

JR林野駅→JR津山駅、

そこから路線バスで奈義町という選択肢は、

走行時間(待ち時間含む)を考えて、却下した。

16,17キロの距離をタクシーで4,230円

(予定では4,700円くらい)。

私たちは時間を買うという選択をした。

交通手段や食べ物、旅行の核となるもの。

この意見が合うというのが

旅友の大切な条件だな、と思った。

そんなわけで、奈義町現代美術館へ。


思い立って岡山へ

2017-06-20 | Travel

 

6/15(木)23:10

急に岡山に行こう!と思って、

岡山にいる友人にメッセージを送った。

「夜分にごめん。久しぶり、元気?

 Hisakoって倉敷に住んでるんだっけ?」と。

ぼんやりと考えていたのは、金曜日に湯郷温泉に泊まって

土曜に岡山(か倉敷)で彼女にランチでも相手してもらう。こと。

23:30、返信がくる。

「そうだよー倉敷。元気だよ。なに?岡山来てるの?」と彼女。

「いや高知だけど、ふらっと明日岡山行こうかと思って」

と返すと、なんと彼女は金曜日たまたま有給休暇をとっているという。

それも、予定は特になく、なんとなく。

思わず、「まじ?」と返す。びっくりした。

そして、「湯郷温泉行こうと思ってるんだけど、一緒にどう?」

と聞くと、ふたつ返事でOKだと。

この偶然の一致と、フットワークの軽さ。

彼女は、ニュージーランドに行ってた頃に出逢った友だち。

正確にいうと、お互いが仲良かった共通の友だちを介して知り合い

1,2回グループで出かけて食事に行った仲。

そして、ニュージーランドで会って以来12年ぶりの再会。

なのに、こんな前日に、しかも夜遅くの連絡で、

話がすぐまとまるなんて。嬉しい。

こういうタイミングって大事だなー、って思う。

 

かくして、あっという間にまとまり、

楽天トラベルで「大人1名/一室」から「大人2名/一室」に

検索条件を変更して探す。

日付が変わるころに予約完了し、高知⇔岡山のバスも予約完了。

翌6/16(金)バタバタとお土産を買い、9:20高知駅発の高速バスに乗り込む。

バスの中で、大学時代にお世話になったバイト先の先輩にメールを送る。

彼は当時今の私くらいの年齢でバイト先のビジネスホテルで働いていた社員さん。

区画整理に伴い閉業したのを機に、40歳を前に猛勉強して社労士の資格を取得。

社労士として10年ほど働き、昨年その士業で 開業した。

3年ほど前、私が会社を辞めるときにも少し相談にも乗ってもらったが

社会人1年目に岡山にいたときにお会いして以来、会ってはいない。

なのでこっちは12年を上回る17年ぶり!

それを当日の朝、メールを送るという無謀さ。

もし岡山にいないとか会えない場合は、買ったお土産は事務所に置いて行こう

なんて考えながら。

「急に思い立って岡山いくんですが、昼頃お時間あったりします?

 事務所にいるなら、少し顔出したいんですけど」

するとややあって返信がきて、13時くらいまでは大丈夫とのことだったので

バスの到着時刻(11:56)を伝えると駅まで迎えに来てくれるとのこと。

私が以前住んでいた伊福町にある「味の民芸」がまだ健在というので

そこでお昼を食べることにした。

普通の和食ファミレスみたいな感じのお店だけど

懐かしさに感慨深い私。

暑かったのでざるうどんと天丼のセットを頼んだ。

大学時代の思い出話やこれまでの話、などいろいろ

久しぶりでしたが、話は尽きず。

最近思ったのは、思い出話って、双方が覚えていることで

成立する楽しい話だな、ということ。

もちろん、どちらかしか覚えていない出来事もあるにしても

お互いの記憶を足し合わせながら振り返るのが楽しい。

全く覚えていない人が同級生の中にいるが、

その場合の一方的な思い出話は

「えー、そうだっけ、そんなことあった?」とか

「それ誰だっけ」などとなってしまい

おもしろくないということを改めて感じた。

昔の自分は気恥ずかしくもあり、今の自分とは違うけど

確かにあの頃ここにいた自分を覚えてもらっていることは

なんだか嬉しいものだな、と思った。

ごはんのあと、岡山大学まで送ってもらい、一人構内を散策。

私が通っていた頃より、随分きれいになってしまったけど、

そのままのところもあって、一気に懐かしさがこみ上げる。

ともすると「あの時もっとこうしておけば」

という思いが去来しそうになるけど

あの時はあの時なりの精一杯だったな、

と思って後悔するようなことはしない。

ただ、大学に行かせてくれた両親に対して

改めて感謝の念を感じたのと、

「しっかりしなきゃな」と

やる気スイッチが入ったのは確か。

 

昼食をよくとった学生会館の中の食堂はなくなって、

前の広場もこんな風にオシャレにきれいに整備されていた。

 

就職情報コーナーには、高知のチラシも!

私がリュックを背負って歩いていても不審な目で見られることもなく

いろんな人が行きかう大学。

この日はとても天気もよく日差しも強い。

もう少し図書館の方とかも行きたかったけど、

あまりの暑さに断念して自分の過ごした教育学部の方だけ散策。

そして、岡大東門でバスを待つも、少し時間があったので、

その先の西門のバス停まで歩くことに。

当時は自転車だったため、 駅まで出るのにバスを利用することは
ほとんどなかった。ある意味新鮮だった。
 
バスに乗って岡山駅西口まで出る。
 
次は12年ぶりのHisakoとの再会だ。
 

3月に行った台湾の九份

2017-06-02 | Travel

3月の話になるけれど、

10年ぶりに行った台湾。

前は1人で行って台湾の友だちと会った。

今回はこちらから5人、台湾で友だちと合流。合計9人。

だいたい1人か2人の旅が多い私。

とっても楽しかった。

ひとごみも、みんなと一緒だと楽しい。

あいにくの雨になったけど、昼と夜とそれぞれの九份を楽しめた。

 

一人旅もいいけど、みんなでわいわい旅も楽しいなと思った。

 


#岡山

2016-07-19 | Travel

4月のことに遡るけど、四国内しか高速を走ったことがない私が
岡山まで足をのばしてみた。

瀬戸大橋分なだけだけど、少し緊張。
でも時間的にも高松行くのとそんなに変わらない。
天気もよく、瀬戸大橋は少し風が強くて車が揺れたけど、快適だった。

岡山に着いて、グランビアホテルで昼食。
サラダ・スープ・飲み物がバイキング形式になっていて、メインは3種類くらいから選ぶスタイル。
 これがメイン。

少し味が濃いめだったけど、美味しかった。
何より(写真ないけど)サラダ・スープ・飲み物バイキングが素晴らしかった。
ホテル内のレストランでリッチな気分を、リーズナブルなお値段で楽しめた。


それから岡山の街をぶらり。
大学時代からというともう10年以上。
だいぶ変わったなあ、と思う一方、
よく通った小さな焼き鳥屋さんがまだ残っていたりして
感慨深かった。

そして、岡山から倉敷へ。

これも久々の美観地区。


以前よりぐっと おしゃれで魅力的なお店が増えた、という印象。

老舗のむらすずめ(和菓子)のお店で道を尋ねたのだけど
とても親切に教えていただいた。
そういうことで、気持ちがホッコリして嬉しくなる。

 
美観地区内の釜飯のお店で夕食。
何気なく入ったところだったけど、当たり!
美味しくリーズナブル、アゲイン。
ランチもディナーもノープランだった割に、いい感じでした。

ただ、タコの釜飯を頼んだものの、タコが乗っていなくて
下に埋まってるのかな、と混ぜるも見当たらない。
小さく刻まれているのかな?と、つまんでみるも、どうもシイタケのようだし・・・
と店員さんに恐る恐る「この釜飯、タコですか?」と聞くと、
間違って五目釜飯だったらしい!

すぐにタコ釜飯を持ってきてくれたけど、
少し動揺もして蓋を開けた状態で
写真撮り損ねてしまった(^^; 

混ぜる前に聞けばよかった。

夜ごはんを食べたら、高知へ。
高知自動車道も、2車線になってから安心して運転できます。
やはり緊張はするけれど。 



 


#お城のおばあちゃんに会いに~香川県丸亀市

2016-03-05 | Travel

3月3日(木)、ひな祭り。丸亀城にいる「お城のおばあちゃん」を訪ねるプチ旅行へ。

平日なので朝夕のETC割引がきく時間帯に出発し、高知ICからさぬき豊中ICへ車を走らせる。
丸亀に行くには善通寺ICの方がよいのだけど、今回は道の駅「たからだの里さいた」へ寄り道するつもりでひとつ手前で降りました。
全国で38ヶ所、四国では2ヶ所という2015年度の重点「道の駅」に選ばれたというところ。温泉施設などもある大きなところです。

大好きな香川名産「しょうゆ豆」がとても安かった!しょうゆ豆はメーカーによって様々なんだけど、いつも買う大西食品さんの商品がここが一番安かった。ラッキーでした。

物産館を堪能した後、一般道から丸亀へ。ちょうどお昼くらいに着いたのでランチはもちろん骨付鶏。

丸亀駅の駐車場に車を停め、一鶴の丸亀本店へ! 

 
外はカリカリ、中はふっくらジューシー、ガーリックなどのスパイスもガツンときて、うなるおいしさ。
口の中を焼きながらアツアツを勢いよくいただきました。やっぱりやみつきになります。
硬めの親鶏か柔らかめの雛鶏か好みが分かれるところですが、いつも私は雛の方。
でも食べ比べてないんですよね。たまにしか来ないからやっぱり雛が食べたくてそっちばかり。
だれか親派の人と来てちょっと食べさせてもらいたいな、と思います(自分は頼まない)


そして車を停めたまま、丸亀城に向かって歩いていく。
この日はポカポカ陽気で歩いていると暑いくらい。顔がジリジリ焦げていく感じがしました。


上にちょこんと見えるお城がかわいい。
周りは緑も多くすっきりとした公園でポチも連れてきたいなあと思った。

お城のおばあちゃんは、西門にいました。

メディアでも何度か取り上げられ、また角川書店から「お城のおばあちゃん」という本も出されています。
おばあちゃん曰く、1円も出していないけど、本が出た、と。



絵手紙をたくさんファイルしていて、「これが2013年の分、これが2014年」と渡してくれる。
好きなのを1枚選んだら、サインして渡してくれる。
おばあちゃん用語としては、「嫁入り」というらしい。


私が選んだのは、これ。

しかし、1枚1枚手書きの絵手紙。
大量印刷しているわけでもないのに、ファイルから抜くと無くなってしまう。
渡す用のファイルがあるのかな、とか思ってしまう。
どれから取ってもいいの?と聞くと
「えぇよ、えぇよ。どれでも。そこに付箋貼ってまた同じの書くから。」と。
家にちゃんと別にファイルしているのがあって、渡したものをまた書いて埋めるのだそう。
「在庫管理はちゃんとしてるから」と笑うおばあちゃん。

昼間お城に訪ねてくる人と話して、合間に書いたりして、家でも書くのだとか。
80才。声も張ってきれいに聞き取れる。元気なおばあちゃん。
おばあちゃんのお母さんも101才でいらっしゃると。
「もう私が娘だとはわかっていないけどね」と言っていました。

1時間くらいおばあちゃんのところでお話したり絵手紙やスケッチを見せてもらってから、また来るね、と話して別れた。

 

その後お城へ。見るからに急勾配の坂。

写真だと伝わりにくいかもしれないけど、かなりの傾斜。


ひぃひぃ言いながら上っていると、地元のおばちゃんに「ほらほら、もう9割はきたよ。あと少しがんばれ、がんばれ」と声をかけられる。
いつぞや参加したリレーマラソンでも、坂をヘロヘロになって走ってた(ほぼ歩いていた)私に「がんばれ、がんばれ」と声をかけてくれたランナーがいたことを思い出した。
周りをみると、年配の方もみんなそこまでしんどそうに見えない。
17才になる高齢のワンちゃんも頑張って歩いていました。
身体が鈍りすぎているのかもしれない。


見えてきた丸亀城はかわいいお城でした。
桜の木が満開の頃はもっときれいだろうなあ。

そして急な坂を上ったご褒美は360度見渡せる景色。
 

さぬき富士も瀬戸大橋もきれいに見えました。
 

三の丸にたくさんの桜の木があって、きっとお花見の名所なんでしょうね。

1本だけ咲き初めているのがありました。


丸亀城を後にして、駅まで戻る。
駅周辺はシャッター商店街になっていてちょっと寂しさが漂う。
けど、シャッターアートも見つけました。



骨付鶏のゆるキャラ?かな。

ただの落書きがなされている悲しいシャッターもありましたが、こういうのは素敵です。

駅のすぐ隣に、猪熊弦一郎現代美術館があったのでそこも行ってみることに。


なんともかわいらしい外観。
 

館内はスッキリとしていていい感じです。





 

あの三越の包装紙のデザインの方なんですね!
2年前に57年ぶりにデザインを変えた三越のショッピングバックですが、包装紙は1950年から今も変わらず使われているとのこと。
しかも!この包装紙のデザインを猪熊画伯に依頼してその作品を受け取りに行ったのは、当時三越の社員だった、やなせたかし先生。
高知の縁がここにも。
荒波にもまれて角の取れた丸い石がモチーフになっている「華ひらく」というこの包装紙。
半世紀以上使われているということに「デザインする」ということの奥深さを感じます。

美術館を利用すると、駅地下の駐車場は1時間無料が2時間無料に!
買い物ナシで1時間無料ということにもびっくりだけど、さらに+1時間!
課金は30分100円だったし、良心的だなあと思いました。
歩きながら見かけたコインパークも最大500円というところが多く、駐車場のサービスが充実している印象でした。

それから、丸亀城や周辺の散歩に最適な公園も、やたらめったら注意書きの看板がない。
最近よくポチの散歩に出かけて思うのが「犬を入れるな」「犬のフンは飼い主の責任」という看板が高知では嫌と言うほどあるということ。
丸亀城も柵の辺りに「飛び越えてはいけません」みたいなものもなかった。

性善説に基づいた街づくりをしているのか、ちゃんとしているから看板など必要ないのか、すごくきれいな印象を受けました。
高知では、やたらと犬の飼い主のマナーが悪いから看板を立てないといけないのでしょうかね。
草の上を嬉しそうに歩くポチを見ていると、「犬を入れるな」の看板は悲しくなってしまう。
丸亀の街はいいなあ、とそんなことを思いました。 


おまけ
丸亀にあったドン・キホーテの建物にあった外階段。
七色でした! 


 


#ニュージーランドと観音寺

2015-12-25 | Travel

ニュージーランドにいた10年前、職場でお世話になった先輩が年末ホリデーで実家の香川に帰国する、という連絡をもらった。
しかも聞くと観音寺。高知から香川・観音寺まで約1時間という近さ。

行きます行きます!会いたいです!

ということで行ってきました。

会った瞬間「10年ぶり~」なんて言ったものの。。。。

実は彼女とは2008年に私が東京にいた頃、帰国して立ち寄ってくれた東京で会い、またその時、関西にも行くということで、東京から関西に飛び、奈良に住むお互いの元同僚と一緒に奈良観光もした。

その2年後の2010年、今度は私がニュージーランドに一人旅に行ったときに、一緒にマッスル(ムール貝)を食べに行ったりした。

忘れてたわけではないのに、「10年ぶり~」と出てきた言葉。

違う違う、「5年ぶりやね」と顔を見合わせて笑う。

出会った頃からずいぶん経ったし、前回会ってからも5年も経っている。
でも会った瞬間、変な違和感もなく、前と変わらない様子で弾丸トークが始まる。
相変わらず、流れるように話すなあ、Tさん。
英語のような日本語というか、たどたどしいとかそういうのではなく、なんとなく滑らかな英語をきいているような錯覚に陥る。
(実際、Tさんの英語はよどみなく、流れるようなんです。)


香川なので、お昼はおきまりのおうどん


 

それから向かうは雲辺寺。

四国八十八カ所の中で一番高いところにある札所ということで、ロープウェイにて上りました。

山です。
この日もとても暖かな冬の日でしたが、やはり標高が高いので下よりも10℃も低く、7℃。
ひんやりとする空気が頬に心地良かった。

建て直しをしているんであろう感じでどこも真新しい建物だらけのお寺でした。
古ぼけたところは全くない。(もう少し古くてもいいんじゃないかと思うくらい)

寂れたところではないのに、平日のせいなのか、人がいない・・・・。
お守り売ってるところにさえいない。。。。
ひっそりとしていて、厳かな気分にはなりました。

でも、箸が転げてもおかしい年ごろではない私たちなのに、小さなことで笑い転げて、静かな空間に声が響く。
わけがわからないけど、楽しい。そんな気分。

そしてこれは、ネパールの石。回しながらお願い事を唱えると良いらしい。
 

これは「おなのみなす」という茄子の形をしたもので、座ると願いが「成す」とか。
 

徳島との県境!
その近くには、山から街を見守るように立つ毘沙門天さま。

この毘沙門天さまのところにたどり着くのに、かなり急勾配。
傾斜がきつくて、息切れしてました。
そしてさらに、この毘沙門天さまの中を登れます。

登ったところからの彼。


上からの眺め。高いところに登ると嬉しくなるのは、なぜでしょう。

雲辺寺の隣には、スノーパークがあるのだけど、この暖冬のせいで雪がない。
チラッとしか見えない雪が切ない。


ロープウェイ乗り場にあるスノーパークのマスコット、白クマとうさぎ。
白クマの手の回し方がなんだかカワイイ。

雲辺寺を満喫した後は、寛永通宝へ。
ここは、以前金運アップのパワースポットとしてテレビで紹介されているのを見たので行ってみたかったところ。

説明書によると、「健康で長生きしてお金に困らない」とのこと。
地元のTさんは、小さい頃からよく来るところらしい。
ご利益ありますように!

この近くに琴弾神社があって、そこで小一時間くらい話をしていました。
外で座って話していても寒さを感じることがないくらい、ぽかぽか陽気。

ニュージーランドで出会った私たちが、ここ観音寺で会ってるのも面白いね。と話しました。

それからお茶してあっという間に帰りのバスの時間。
話は思い出話、現在、未来の話とつきません。 

会ってない期間は長いし、ニュージーランドで一緒に過ごしたのはたったの3ヶ月だけど、なんだかとても通じるものがあって、だから今もこうしてつながっているのかな、と思う。

職場では短い間だったけど、その時の仲間が楽しくて、大変なことはもちろんあったけど、楽しい思い出が多くて、そして何よりみんな若くて!
そんな時間を共有できたことも大きいのかもしれないと二人でうなずき合った。

人との関係性の深さは付き合いの長さでも、一緒に過ごした時間の長さでもきっとなくて。
楽しい思い出と、道徳観(価値観)がシェアできるかにある。 

「会いたい」と思ってもらえる、思い出してもらえる人でいたいな、そのためにもしっかり自分の足で立って歩いていかなくちゃ、と
そんなことを思った、2015年のクリスマス。 

 


#小豆島旅

2015-11-28 | Travel

11月20、21日。
東北やトルコ、マルタを共に旅した友人やまちゃんと、今回は小豆島へ。
4度目の小豆島。紅葉の時期は初。
 

姫路に住むやまちゃんは福田港に、私は草壁港にそれぞれ到着。
待ち時間は1時間とか平気である、そんなゆったり旅でした。

草壁港にて合流できたのは、12:15。
12:35の紅雲亭行きのバスに乗り、寒霞渓ロープウェイ乗り場へ。 

今年は暖かいですね。それもあって例年よりも紅葉は遅めのよう。








頂上のレストランで昼食。
小豆島名物のひしお丼を食べました。
醤油の蔵元がたくさんある小豆島。
ひしお丼とは醤丼とも書き、
定義は小豆島の魚や野菜、醤油(もろみ味噌)を使っているとかで
お店によってさまざま。 

ここのは、魚がフライになってました。
 
観光地ということもあり、ちょっと高めな値段設定。


上からの眺め。

少し散策してから、下りはロープウェイではなく歩くことに。


表12景(左の青のルート)と裏8景(右の赤のルート)とそれぞれ道があり、2キロくらいの道。
裏8景を選択。

 
これが人気のない、ひっそりとした道。
しかもけっこう傾斜がきつい。
転ばないように気をつけながら、歩くのに必死。

あんまり紅葉していない。。。

ずっと坂道。一休みする感じでもないので、ひたすら歩く。
8景の一つにたどり着いたのはだいぶ下った後でした。

見過ごしてないよね?と不安になりながら歩いていたけど、
ちゃんとこんな感じに看板。
  

トルコの奇岩を思い出すねー、と。

さらに苦行は続きます^^;

 
石門を抜けると、小豆島八十八か所の札所も。


紅葉はほんとチラホラ


下りきると、10人くらいの人がたまってました。
どうやらバス停があるみたい。降りてからどうしようかと話していたのでホッとする。
私たちを颯爽と抜かして行った人もいたので、バスの本数がいかに少ないかがわかります。

ようやく来たバスも混んでたけど、次を待つ、という選択肢はないので乗り込む。
いい加減、下山でくたくたになった足を踏ん張って立ち、草壁港まで揺られていきました。

草壁港に戻ったのが16時くらい。
頼んでいたホテルの送迎は17:35の便。
他に観光行くにしても、歩いていくには遠く、バスで移動するにはよい時間がない。
坂手港行きのバスに乗ればホテル近くまでいけるけど、なんと17:13までそのルートのバスは来ない。
それなら17:35を待つか、と・・・ホテルに早く行きたかったけど、おとなしく待つことに。

朝早かったのと、歩き疲れたので少しウトウトしながら待っていると、思ったよりあっという間に時間はやってきました。
ホテルに着くと、夕食は15分後の18時か19時半の2部制とのことだったので、先に食べてしまおう、と18時を選択。

夕食はオリーブバイキング。小豆島の新鮮な食べ物が並びます。


お刺身のお醤油にはもろみ醤油もあり、ちょっと変わっておいしくいただけました。

オリジナルのできたて佃煮も含め、佃煮類が豊富!


オリーブオイルで揚げる串揚げ(でも衣ナシでヘルシー)

カラッと揚がって、すごくおいしい。

そして豪快なゆでだこ!


おのおのがハサミでカットしていきます。
あっという間にこうなる。


海の幸がふんだんで、調理法もさまざまで、とても素晴らしい。

さぬきビールで乾杯!


そして小豆島といったら、そうめん!
写真の右上から時計回りに、レモングラス、オリーブ、李、ゴマの色とりどりのおそうめん。


デザートも充実。
オリーブチョコのファウンテンでした。
ホワイトチョコよりこってりとしすぎず、おいしかった。

あんことモナカがあったので、アイスも加えてアイスモナカを作る。

フローズンフルーツも嬉しい。


そしてこのホテルはたくさんの色浴衣から選ぶことができるのも楽しい。
これにしてみました。

久々の再会に話は多岐にわたり夜はあっという間に更けていく。

翌朝は7時に起き、温泉にゆったり浸かって、朝ごはん。
今日はお昼は遅めに、という予定だったのでしっかり食べました。

写真の左下はMyひしお丼。お魚の漬けや野菜、佃煮等を好きなようにもって、お醤油をかけて作ります。
昨日のフライより漬けのほうがしっくりきておいしい。

快晴!ホテルを9時半にチェックアウトして自転車を借ります。

外からみたホテル。


目指すはホテルから5キロほど先にある映画村。

多少のアップダウンはあったけど、なかなか快適に風を切っていきました。 

岬の分教場につき、映画村とのセット券を購入。

13年くらい前に来て以来だけど、やはり風情があって良いですね。

 前はなかった(と思う)黒板に書かれたイラスト。



おおきなそろばん。懐かしい。
そろばん、苦手でした。

花咲か爺さんという方が植えてくれたらしい、コスモスがとてもきれいに風に揺られる。


銅像に交じってのじゃんけんは、お約束?

13年前にもやりましたよ、もちろん。

それから私たちは、映画村からオリーブナビという対岸を結ぶ渡し舟に乗り込む。


自転車も積んでます。


対岸に着き、オリーブ公園の有名な風車を拝み

ホテルに向かって走らせる。

時間がね、ないんです。

13:10のホテルから土庄に向かう無料バスを予約していたので自転車をコギコギ。
9キロくらい?かな。
途中、醤の郷にも立ち寄り、佃煮なんか買ったりしたけど、ホント文字通り走り走りの観光。

この醤の郷はもっとゆっくり散策したかった!
これは次の機会にリベンジだなー。とひとりごちる。

13時にホテルに戻り、自転車を返してバスに乗り込む。
観光はじっくりというわけにいかなかったけど、自転車で町を走り抜けたことで充実度が高かった。

そして土庄町のエンジェルロードに降ろしてもらい散策。

潮の満ち引きで時間帯によって道が現れる。
この時間、ロードはだいぶ幅広かったけど(^^;まあ、満潮じゃなくてよかった。 

たくさんの人でにぎわってました。

そろそろお昼を食べようと。エンジェルロードから10分くらいのところにある迷路のまちへ。
美術館。
その向かいのMeiPAMというお店で食べようと来たのですが、11月は期間限定でそこから歩いてすぐの島メシ屋というところにランチは移っているとか。でも14時まで!今ちょうど14時!!!テイクアウトもやっていて、買ってきてこのお店で食べてもよい、とのこと。
滑り込みセーフでDeli3品を選ぶお弁当を購入。

その島メシ屋の同じ敷地内に、島モノ屋という物販のお店があって、お醤油やらいろいろ売ってます。
そして、PEPPERくん!

「あなたは今まで会った中で一番素敵な方です」というセリフで出迎えてくれる。

みんなに言ってる。 

お弁当を持ってMeiPAMに戻って食べました。

来る人来る人がランチを求めていて、私たちにしてくれた説明をしている店員のお姉さん。
でもDeliが14時から15時は休憩だったらしく、私たち以外にありつけた人はいなかった。
 

お弁当を食べて、デザートは小豆島だんご。
焼き団子に3種類のお醤油からひとつ選んでつけて、それに小豆島産100%オリーブオイルを垂らしていただきます。

ちなみに、以前訪れたときに聞いた話で、オリーブで有名な小豆島だけど、小豆島産100%のオリーブオイルはなかなかないらしい。
ヨーロッパから輸入したオリーブで作っているのが多い。

確かマルタ行った時も、オリーブはイタリアのものを使ってるとか言ってたなあ。
あのオイルを抽出するのはそれはもうたっくさんのオリーブが必要なんだろうし、なかなか小豆島のだけではまかなえないんだろうなあ。と。

でもこのお団子にかけるのは、100%小豆島産のオリーブだとか。
 

小豆島産のオリーブオイルと醤油。よいハーモニーでした。

その後、世界一狭い海峡(ギネスに載ってるとか)の土渕海峡
 をみたりして過ごし、バスに。

土庄から私は草壁港で降り、やまちゃんは福田港へ。
バスの中でバイバイとなりました。

フェリーに乗るころはこんな感じ。
 


そして高松港に着いたのは18時半。
 

帰りも乗り換え時には待ち時間をたっぷりかけて(笑)、高知に戻りました。

車移動じゃないと、バスを待ったり、歩いたり、と大変だけどまた違った良さもありますね。
不便だけど、それが楽しい、というような。




 


#恐怖心との闘い ~かずら橋

2015-08-18 | Travel

まだ幼稚園児だった頃、
社宅仲間の三家族とともに剣山に行った帰り
祖谷のかずら橋に立ち寄った。

渡る人、渡らない(渡りたくない)人とでわかれるなか、
私の母も当然渡らない仲間にいたら
「渡る!」といってきかなかった私。

小学生以下の子供は保護者の付き添いが必要。

母は、二度三度と
「ホントに渡るのか」と尋ね
(恐らく渡らないよう説得)
がんとして諦めなかった私。ガンコモノ…

かずら橋、行ったことがある人はわかると思いますが
足元はけっこう隙間が空いていてかなり怖い。

母が想像した通り、幼稚園児の私は
スタートした途端
「こわいー」と泣き出したそう。

「ほら、やっぱり」と母。

でも一方通行のこの橋。じゃ、やめよ。
というわけにはいかない。
しがみついてくる我が子を
自身も恐怖を抱えながら渡った母。

30年以上経ったいまでも
うらみつらみで語られている。

お盆休みに帰省した兄夫婦と母と一緒に
かずら橋にやってきた。
私自身は10年くらい前にも友人と一緒に訪れたけど
そのときは橋の入口のところで
橋の様子を見て友人と二人
渡るのをやめた。

今回、母はまたしても30年以上も前のその話をし、
「あのときは怖かったー。もう私は渡らんよ。今回はみんなが渡るのを見よる」

と言っていたのだけど、
なんと橋の入口に行列!
1時間くらい待つのか?というくらい。
実際には30分くらいの待ち時間ですみましたが…。

そんなわけで、1人先にゴールで待ってても
寂しいでしょ、一緒に並んでおこう。
と母も行列に加え、そして列が進むにつれ、
途中で列を離脱して引き返してくる人おらんよ、
ここまできて渡らんのもつまらんよ、
と言って、結局母も渡る(渡らせる)ことに。


渡っている人はみな、気持ちへっぴり腰な感じ。
母に「渡らんのはどうよ?」
と言っていた兄も私も
スタートした瞬間に恐怖心でいっぱいに。


一歩目で既に
「後悔してる」と言う兄。

私も同じ気持ちだった。

大人の足がハマるくらいの隙間に怯え、
さらに手すりは何故か外側に倒れて心許ない。
これが非常に怖い。

でももう子供じゃないので泣き叫ぶことはできない。
大丈夫、誰も落ちてない。みんな渡ってる。
と、恐怖心を必死に押さえつける。

でも…

昔からみんながこけないようなところで
こけてしまう私。
隙間にはまってしまう自分を想像しては首をふる。

「怖いねー」と言う母に対し
口が聞けない兄と私。

そんななか、ただ1人パシャパシャと写真を撮る余裕っぷりをみせたのは兄嫁。

私も橋の途中で一度スマホを取り出したものの
カメラアプリを起動することができず
落としてもいけないと思い、
そのまままた鞄にしまう。
手すりが向こうに倒れるの勘弁してー!
と泣きそうになった。

誰も落ちてない。
また自分で言い聞かせる。

なんとか渡りきった後、
どうやら血の気が失せて顔が蒼白くなってたらしい。
普段と違っていたようで
「おとなしい」
と兄嫁にも言われてしまった。
母には
「あんたにも怖いもんがあったんやねー」
と言われれる始末。

確かにね、強気なこと言ってましたよ。
でも内心ビビってることも自覚してた。
それでも、ここまで怖いとは!

橋を渡るのに行列だったので
先にお昼を食べたのは正解だった。
渡ったあとだときっと食欲失せてたなぁ。


味噌がたまらなくおいしい、でこまわし

アメゴの塩焼き

そしてもちろん祖谷そば




祖谷は高知からだとけっこう近い。
また遊びにいこう。
もう渡らないと思うけど。


#ふと祖谷に行ってきた

2015-07-18 | Travel

急に思い立って祖谷温泉へ。

かずら橋とか観光も特にせず
秘境の湯だけ目指して。

高速ができてかつてのドライブインなどがつぶれ
なんとなく辺り一体が廃れてしまっていた
大歩危小歩危は、しばらく来ないうちに
なんだか賑やかさを取り戻したようだった。


セブンイレブンと一緒になった
WEST-WESTとかいうとこや道の駅などあり、ラフティングの団体も幾度となくみかけた。活気があった。
街が元気なのはいいなぁ、と思う。
峡谷の美しさとともに、素敵な場所でした。

祖谷そばは、少しモソモソしていてあまり好きじゃないのもあり、
今回はすだち蕎麦に。

目の前に置かれた瞬間、すだちの爽やかな香りが広がりテンションがあがる。

でもつゆは少し薄味過ぎた(´ω`)


その後、まったりと温泉につかる。
なんと、貸切状態だった。
(出る頃には二人くらい来たけど)
ま、温泉シーズンじゃないですしね。

少し仮眠してから帰途に。

高知からだと近い。
今度はいろいろじっくりまわってみようっと。



#香川

2015-02-28 | Travel


食と花にまつわるフェアがあるというので
高速乗っていってきました。

会場はサンメッセ香川、とても大きくて
賑わっていました。

四国の花コーナーもあり、
高知ゾーンには
ゆり、グロリオサ、ブルースターが展示。




オリーブ牛やタコの唐揚げ、ソフトクリームなどを食べて

13時からの花いけバトルを観戦。

5分間で、花をいけてその美しさを競うもの。
ただし、判定は一般の観客。
6名のトーナメント形式なので1回戦の
3戦だけ観ました。

明らかにこっち!というのもあったけど、
これは知り合い票では?
と思う対戦もあり…
音楽もそうですが、芸術作品は優劣を
決めるのは難しい。

短い制限時間の中で豪快にいける様は
おもしろかった。

その後、サンメッセ香川の近くにあった
三徳でうどん

日の丸うどんと餡入り焼き餅うどん

香川のお雑煮は餡入り餅をいれる、
とは知っていたものの、うーーん、
と首をかしげていたわたし。
それがこの冬、鍋をしたときに、
たまたまあった餡入り餅を入れてみようと
怖いもの見たさでやってみたところ、
なかなかの美味。
しょっぱさと甘さのハーモニーがいける。
お雑煮の餡入り餅もおいしいだろうな、と思い始めた。
以前テレビで、香川のうどん屋に餡入り力うどんなるものもある、と見ていたので
ここでもトライ。
かなりおいしかったです。

具だくさんなのに、500円未満という安さも魅力。

それから、出がけにテレビのイベント案内で
やっていたまんのう公園へ。

クリスマスローズが見頃。






いってみると、入園料だけでなく
駐車場代もとるというちゃっかりビジネス。


広大な公園だし、手入れも大変だろうけど。



初めて行ったまんのう公園でしたが、
なかなかに素敵なところ。

帰りに豊浜のサービスエリアでまたしてもうどん。
お昼のもりもりうどんに比べて貧相でも
値段は200円増し。

ものの値段はいと不思議。


つれづれ

にほんブログ村 その他日記ブログ つれづれへ
にほんブログ村

アラフォー女子

にほんブログ村 その他日記ブログ その他アラフォー女性日記へ
にほんブログ村