一も二もなく沢木耕太郎の大ファンです。この本は、31の映画を通して、「愛」を口にできなかった話を展開しています。上手です。
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◆今までにない
沢木耕太郎さんのルポルタージュは、どの作品も秀逸です。
社会党・浅沼委員長暗殺犯を描いた「テロルの決算」、世界チャンピオンになれなかったカシアス内藤を描いた「一瞬の夏」、香港からポルトガルまで乗合バスで横断した体験記「深夜特急」、凍傷で指を切断し残った指の方が少ない登山家・山野井夫妻を描いた「凍」・・・。
どれもこれも、読者のハートを釘付けにします。
この本は、それらとはちょっと違う切り口のエッセイ。
世の中には、「愛」を口にできないまま離れ離れになった「二人」が沢山います。
出征直前に見合い結婚し、その後、帰らぬ人になった軍人の奥さん。
近しい故に「愛」を口にできなかった二人。
遠い存在なのに互いに惹かれる二人。
◆31の映画を通して
31のストーリーが収録されています。
31の映画(半分以上は私が知らない映画でした)のストーリーと沢木さんのエッセイが組み合わせられた短篇集。
沢木さんの飾らない、でもそこに登場するフツウの人々のココロを映し出す文章は、やっぱり秀逸です。
先日、私YHは「ローマの休日」のあらすじをブログに書きました。
沢木さんが書くと、次のようになります。
私とは、段違い平行棒です。当たり前ですが。(笑)
・・・・・・・・・・・・・・
<抜粋>
ローマを訪問中、宿舎の宮殿から逃げ出してきたプリンセスが、真夜中に新聞記者と出会い、アパートに泊めてもらう。
(略)
途中でプリンセスだと気がついた新聞記者にとっては「スクープ」のためだったが、プリンセスにとってそれは生涯で初めて訪れた正真正銘の「休日」だった。そして、長い一日が終わる頃、二人のあいだに予期しない感情が生まれてくる。
(略)
クライマックスの、船上におけるダンスパーティーのあとのシーンでも、新聞記者がプリンセスを宿舎の宮殿に送り届けた車の中における別れのシーンでも、ついに二人の口から「愛」という言葉は発せられない。
だからこそ、最後の記者会見場でプリンセスに「スクープ」の写真を返したあとで、ひとり立ち去る新聞記者の靴音の響きが哀切に聞こえてくることになる。
・・・・・・・・・・・・・・
あ~、この本もvery good!です。
最近、「愛」を口にしていますか?
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「愛」という言葉を口にできなかった二人のために (幻冬舎文庫) | |
幻冬舎 |
◆今までにない
沢木耕太郎さんのルポルタージュは、どの作品も秀逸です。
社会党・浅沼委員長暗殺犯を描いた「テロルの決算」、世界チャンピオンになれなかったカシアス内藤を描いた「一瞬の夏」、香港からポルトガルまで乗合バスで横断した体験記「深夜特急」、凍傷で指を切断し残った指の方が少ない登山家・山野井夫妻を描いた「凍」・・・。
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この本は、それらとはちょっと違う切り口のエッセイ。
世の中には、「愛」を口にできないまま離れ離れになった「二人」が沢山います。
出征直前に見合い結婚し、その後、帰らぬ人になった軍人の奥さん。
近しい故に「愛」を口にできなかった二人。
遠い存在なのに互いに惹かれる二人。
◆31の映画を通して
31のストーリーが収録されています。
31の映画(半分以上は私が知らない映画でした)のストーリーと沢木さんのエッセイが組み合わせられた短篇集。
沢木さんの飾らない、でもそこに登場するフツウの人々のココロを映し出す文章は、やっぱり秀逸です。
先日、私YHは「ローマの休日」のあらすじをブログに書きました。
沢木さんが書くと、次のようになります。
私とは、段違い平行棒です。当たり前ですが。(笑)
・・・・・・・・・・・・・・
<抜粋>
ローマを訪問中、宿舎の宮殿から逃げ出してきたプリンセスが、真夜中に新聞記者と出会い、アパートに泊めてもらう。
(略)
途中でプリンセスだと気がついた新聞記者にとっては「スクープ」のためだったが、プリンセスにとってそれは生涯で初めて訪れた正真正銘の「休日」だった。そして、長い一日が終わる頃、二人のあいだに予期しない感情が生まれてくる。
(略)
クライマックスの、船上におけるダンスパーティーのあとのシーンでも、新聞記者がプリンセスを宿舎の宮殿に送り届けた車の中における別れのシーンでも、ついに二人の口から「愛」という言葉は発せられない。
だからこそ、最後の記者会見場でプリンセスに「スクープ」の写真を返したあとで、ひとり立ち去る新聞記者の靴音の響きが哀切に聞こえてくることになる。
・・・・・・・・・・・・・・
あ~、この本もvery good!です。
最近、「愛」を口にしていますか?
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愛かぁ・・・最近は社員に対して愛を感じているのかもしれないなぁ
いやいや 社員個人個人じゃなくて 仲間としての集団に対してだろうか?
それでも顔が浮かんでくるなぁ・・・
なんてことを思うようになっています。
口にはしませんがね。
言葉にできなかった愛・・・せつなくて
この感情が共感を呼ぶんでしょうね。
ポチッ!
最近、愛をささやいてないなぁ(汗)
人間、口にしないと伝わらないことも有るし、ちょっと反省・・・
こんばんは!
戦争中は本当に悲惨な出来事が当たり前のように起こっていたと思います。
それに比べれば今は本当に幸せな時代です。
>私とは、段違い平行棒です。当たり前ですが。(笑)
YHさんも文章力あると思いますよ(^_^)
>最近、「愛」を口にしていますか?
ハイ\(^o^)/
ハハハ・・・(^^ゞ
ポチッ!
まさに愛のムチでしょうか
本当に良い本が多いですよね。
私も大好きです。
この本もとても読みたくなりました!
ポチッ
文章のはこびがやっぱりすごい!
「愛」って、まず口にはしませんねえ・・・。
でも、いつも心には「愛」を持っていたいものです。
人だけでなく、仕事にも生活にも、そして日本にも。
僕も沢木耕太郎は好きです。
この本、読んでみたいです。ご紹介ありがとうございます。