コロナ禍もさることながら、このところ続いている雨による災害が気になっています。
大雨がやって来るという天気予報を聞くたびに、翌朝の日供で「大難を小難に、小難を無難に」を祈念し「辞別て」の祝詞を即興で奏上しています。
荒ぶる罔象の禍を鎮め給い、災い被る人等の身に心に纏いたる禍物をも祓え清め給え、と祈念申し上げています。
ところで、我ながら即興の祝詞は不細工なこと余りあります。
言い間違いもあるし辿々しい。
考えようによっては、知らず知らずに神様に失礼をはたらいているのかもしれません。
しかし、それでも神主にできることは先ず第一に神様に奉仕することと祈ることのはずですから、奏上することは躊躇わないようにしています。
田舎の木っ端神主ではありますが、下手くそでであることや不細工であることを理由に神主であることを諦めたくはありません。
せめてそれくらいの矜持は持ち続けたいと思っています。