お朔日がくる度、徒然に大正時代から昭和初期の古い祝詞の整理をしようと思い立つも、その都度々々に挫折しています。どうやら片手間では無理っぽい。
なにしろ時代の濃度が強すぎて何度も手が止まってしまうのです。
二・二六事件に触れる内容の祝詞を見つけた時は、ほええ…となりました。
探して見ると、桜田門事件・盧溝橋事件・支那事変・南京陥落にまつわる祝詞も見つかりました。
このように古い祝詞のなかには戦争関連の祝詞も多いようです(全部把握できてない)。
ところで、8月に入ると先の大戦の敗戦日を意識せぬわけにはいきません。
古い祝詞のなかには学校の授業で年号を暗記するような類ではない、息吹ある歴史があると感じています。
だから、とりあえず息子どもが中学生になる頃までにデータ化のうえ、文字起こしして祝詞の内容を読ませてやりたいと思います。
あの時代の先人たちが何を大切に思い、どのように行動したのか。
きちんと伝えられる大人になりたいです。
まだまだ勉強不足の僕にとっても良い教材になるはずです。
あと、天保二年の祝詞も。
これは下鴨神社(賀茂御祖神社)から出向された神職が忘れて行ったようです。