昨日は厚い入道雲が出て、
これまでの寒い日から、
南風まで吹く暖かい一日なった。
今朝は昨日と違って、
少し冷え込んでいたが、
青空を見上げるとその陽ざしは、
暖かい新鮮な空気を運んできた。
街路の銀杏の葉が舞う姿は、本格的な冬と師走の慌しさを感じる。しかし、クリスマスのイルミネーションの輝きが、澄み切った夜空の下寒さ中で少しの間足を止めさせた。そして、淡い白い吐息を見ていたら、今年はホワイトクリスマスになるのだろうかと思った。今年も残り一カ月になり、来年もよろしくお願いいします。
朝の涼しい風がカーテンを揺らし、強い陽ざしに水を撒くと、ホースから出る水が虹を描いていた。それから地平線まで続く海を見に行くと、海からの潮風が半袖の素肌をなぜ、光沢の波頭がキラキラと輝いていた。そんな光景は見ていたら、暑さも忘れ癒された。
初夏の柔らかい陽射しの頃、僕は青春という言葉は遅いのかもしれないと思い、君の名を呼ぼうとしたけれど、なぜか口をつぐんでしまったのを思い出した。君はその時「ここが私の好きな場所」、僕も好きだと言った。彼女の日焼けした腕が僕の腕にからまると、彼女の唇がイチゴのように見え、なぜかやきもちと虚しさを感じたのを思い出す。
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