背の高い紫やピンクのコスモスが咲き、
秋はすぐそこに来ていると思っていたら、
今週一気に秋の深まりを感じる日が続いた。
だいだい色の金木犀の甘い香りと、
ホットコーヒーを入れる季節に、
秋風が夏の去る寂しさを感じさせる。
暑さもやっと遠ざかったが、秋晴れの空の下では半袖が清々しい。麗らかな秋晴れになれば、週末の行楽が楽しみになるだろう。
しかし、今年はコロナの影響で国道134号線は、あまり人ではないだろうと思うが、海の目が覚めるような青々とした輝きを見たいと思うだろう。
君と僕、どっちがよけいに惚れているか、キス半分ほど差がないよ。
ホテルのロービーの人たちをしり目に、僕はまたうぬぼれだしてすまった。
彼女はそんな僕を横目に、キュートな微笑みを浮かべている。ハイビスカスの花が、陽ざしに照らし出され楽園のように思えた。そして、ゆっくりとしたリズムで、「ホテルカルフォルニア」のBGMが流れている。