日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

この不況の中でまたも・・

2021年06月02日 08時00分21秒 | Weblog
今朝の気温は14度南の風が少々辛いものの厚い
雲が朝日を遮って、今も曇り空の信州です。
政府が今月にも決定する成長戦略の骨子案が
分かった。先端的な半導体や蓄電池の国内生産
拡大に向けて集中投資を促す方針を明記した。
「経済安全保障の確保」を掲げ、製造技術の
開発支援に充てる予算を積み増し、企業の工場
新設を後押しする。米国の有力メーカーを誘致
し日米連合でサプライチェーンの強化をめざす。
と先日の日本経済新聞が報じていました。
その報道に、評論家の佐々木先生の論評を紹介
します。このニュースに対するWEB版記事コ
メントには「スピード感と投資額ともに日本は
腰が引けている。」とあり正に同感です。
佐々木先生は、この政府の政策は失敗すると考
えているようです、日本の産業支援は特徴があ
って資金支援を、個別企業にはしないことです。
日本では、税金を私企業に渡すと、えこひいき
とか利益誘導と批判されるので、多くはいくつ
かの企業が集まる共同体を設立させ、その共同
体に対して資金が支払われます。
省庁のタテマエは、えこひいきをせず、公平に
するための共同体への支払いですがその本音は
天下り先を確保することなんです。
受け皿の共同体では、利害の異なる各業界社が
違った思惑を主張するため、音頭を取る人物が
必要です。それで監督官庁から天下りした人に
その長をさせます。監督官庁も天下りの役人も
事業の事は分かりませんので、各社の思惑を統
一して困難に向かわせることは出来ません。な
ので結論が出るまでにかなり時間がかかります。
結局、産業への支援金はどぶに捨てたと同じ事
になります。経産省をはじめ、各官庁の産業支
援の歴史を顧みると失敗ばかりなんですが・・
各省にとっては失敗ではなく、成功の歴史です。
省にとって最も大切なのは天下り先を増やすこ
とでありこれを達成した人が偉くなれるのです。
こうした役所の掟を知ると、なぜコロナ禍が収
まらないかがある程度理解ができます。
このように日本の政治は財界や業界と癒着して
美味しい汁を吸い上げることの繰り返しです。
我々国民は、どうすれば???・・わかりません。

五月のwalkingの結果をまとめました



朝のウォーキングの写真です





















コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする