FIAが、2010年からF1のエンジンを統一仕様にする構想を打ち出しました。
これが決定すると、どのチームも同じエンジンで戦うことになります。
確かに現在のF1マシンは、メーカー間の競争の激化によって、
開発費用が高騰していますから、エンジンを統一すれば、
チームの負担は減って、これまで財政が厳しかったチームにもチャンスが出てきます。
しかし、これでは実質的に「ワンメークレース」に近くなって、
F1の魅力が半減してしまう恐れがあります。
早速この構想に反対するフェラーリとトヨタが、
エンジンが統一されたらF1からの撤退を検討するという声明を出しました。
トヨタはまだまだ新興チームに過ぎませんが、
フェラーリは1950年にF1が始まってからずっと参戦し、
しかもエンジンもシャシーも自前でつくってきた唯一無二の存在です。
サーキットに行けば一目瞭然で分かりますが、
F1ファンのかなりの割合をフェラーリファンが占めており、
フェラーリが撤退したら、おそらくF1の興行そのものが成り立たなくなるでしょう。
レギュレーションの変更は難しい問題だとは思いますが、
FIA首脳には、レースの魅力を損なわない改革をお願いしたいものです。
僕が子どもの頃、ニキ・ラウダがフェラーリ312Tを駆り、
12気筒サウンドを轟かせて、いつも優勝争いをしていました。
エンジンをつくれないチームは、多くがフォードDFVエンジンを積み、
シャシーのデザインを工夫して、馬力で勝るチームに挑み、勝利しました。
あの頃に感じられたロマンや輝き、各チームの個性あふれるマシンたちを、
僕はいまだに忘れることができません。
もう一度、F1がそんな世界に戻ってくれたらと切に願っています。
できることなら、12気筒エンジンが復活してくれたらと思いますが、
ともかく、なんとかいい方向に進んでもらいたいものです。
1975年のモナコGPでニキ・ラウダが優勝したシーンを見つけました。
76年シーズンの途中で禁止されましたが、
僕はこの時代の「煙突付きマシン」もけっこう好きです(笑)。
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これが決定すると、どのチームも同じエンジンで戦うことになります。
確かに現在のF1マシンは、メーカー間の競争の激化によって、
開発費用が高騰していますから、エンジンを統一すれば、
チームの負担は減って、これまで財政が厳しかったチームにもチャンスが出てきます。
しかし、これでは実質的に「ワンメークレース」に近くなって、
F1の魅力が半減してしまう恐れがあります。
早速この構想に反対するフェラーリとトヨタが、
エンジンが統一されたらF1からの撤退を検討するという声明を出しました。
トヨタはまだまだ新興チームに過ぎませんが、
フェラーリは1950年にF1が始まってからずっと参戦し、
しかもエンジンもシャシーも自前でつくってきた唯一無二の存在です。
サーキットに行けば一目瞭然で分かりますが、
F1ファンのかなりの割合をフェラーリファンが占めており、
フェラーリが撤退したら、おそらくF1の興行そのものが成り立たなくなるでしょう。
レギュレーションの変更は難しい問題だとは思いますが、
FIA首脳には、レースの魅力を損なわない改革をお願いしたいものです。
僕が子どもの頃、ニキ・ラウダがフェラーリ312Tを駆り、
12気筒サウンドを轟かせて、いつも優勝争いをしていました。
エンジンをつくれないチームは、多くがフォードDFVエンジンを積み、
シャシーのデザインを工夫して、馬力で勝るチームに挑み、勝利しました。
あの頃に感じられたロマンや輝き、各チームの個性あふれるマシンたちを、
僕はいまだに忘れることができません。
もう一度、F1がそんな世界に戻ってくれたらと切に願っています。
できることなら、12気筒エンジンが復活してくれたらと思いますが、
ともかく、なんとかいい方向に進んでもらいたいものです。
1975年のモナコGPでニキ・ラウダが優勝したシーンを見つけました。
76年シーズンの途中で禁止されましたが、
僕はこの時代の「煙突付きマシン」もけっこう好きです(笑)。
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