風の吹くまま

大好きな自動車について、思いついたことを投稿します。

三輪か四輪か

2008-11-22 15:08:52 | いろいろなクルマ
京都ヴィンテージカー・フェスティバルは、
純粋に年式の古いクルマが集まるイベントということで、
ジャンルは特に限定されていないらしく、
いろいろなヴィンテージ・カーが集まっていました。
このブログでは、ほとんどスポーツカーしか取り上げてきませんでしたが、
あまりにも懐かしいクルマたちに会えたので、
少しずつ掲載していこうと思います。

まずは写真をご覧ください。



ご存じマツダの大ヒット三輪トラック、「T2000」です。
これを見て思わず「懐かしい!」と叫んだあなたは、
僕よりも目上の方ではないかと思います(笑)。
僕がこれを日常的に見かけていたのは、
おそらく小学生の頃までだったはずですが、
インパクトのあるデザイン(顔)は、強烈に印象に残っています。

友人は、T2000を見て、
「これを見ると近所の材木屋さんを思い出す」
と話していました。
確かに材木屋さんのイメージが僕にもあります。
トラックですから、物を運ぶ業者に広く用いられていたはずですが、
このクルマの荷台には、材木を縦方向に積み上げているのが似合う気がします。

それにしても、前輪が一つしかない自動車って、
どんな操縦性なのか、想像がつきません。
おそらく、あまりコーナーを攻め込むことはできないと思われます(笑)。

ではもう一台。



日産の名車、サニートラックです。
僕はこれは日本車の傑作の一つに数えてもいいと思っています。
乗用車をベースにして、後ろ半分を荷台に換えただけのトラックでありながら、
このデザインバランスの秀逸さは、ほとんど比較できるものがありません。
一時期はカスタムカーのベース車として人気が高まりましたし、
若者が乗る改造トラックの走りのような存在ではないかと思います。

僕自身、サニトラには思い入れがあります。
昔アルバイトをしていたガソリンスタンドにサニトラがあって、
ちょっとした配達とか、クルマを引き取りに行くときなどに、
サニトラを運転していたのです。
スタンドの社員が、いたずらで余り物のアルミホイールを装着していたので、
ノーマルよりもかっこよくなっており、僕は配達がとても楽しみでした。

今思えば、ノンパワステでハンドルが重く、
確か4輪ともドラムブレーキだったので、
荷物を積んでいるとなかなか止まってくれず、
腕力も脚力も必要なクルマでした。
それでも、ダイレクトな操縦性が楽しく感じられた気がします。
街でサニトラに出会うと、今でも懐かしくてつい眺めてしまいます。