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さおだけ屋はなぜつぶれないのか?

2005-06-17 | 読書ノート

山田 真哉 著作

最初本屋でこの本の題名を見たとき、「なんじゃこれ~!」と思った。
ユニークというか、とても強烈な印象としてインプットされた。
でも、なかなか読むきっかけがつかめずに日にちが経過・・
そんな時、しんはるさんのブログを読ませて頂いて、
「よっしゃ~、読んでみよう!」と私の頭の中でゴーサインが炸裂!

光文社の新書版で頁数、200ページほどのボリュームの会計の本。
そういうと、数字がいっぱいでてきて、難しそうなイメージだが、
そんなことはなく、
どちらかというと、会計とはこういう考え方なのよ、という軽い感じ。
なぜ、さおだけやが潰れないのか?
その疑問を解決したい!という単純な欲望と
話題の本は、目を通しておきたかったのでさっそく読むことにする。

内容はというと、とても身近でわかりやすい説明と解説で、
意外とおもしろい。
「へぇ~、なるほどねぇ・・」と思える所がいっぱい!
会計に関する7つのエピソード

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

1 さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
2 ベッドタウンに高級フランス料理店の謎
3 在庫だらけの自然食品店
4 完売したののい怒られた!
5 トップを逃して満足するギャンブラー
6 あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか?
7 数字に弱くても「数字のセンス」があればいい

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

各エピソードの終わりに「まとめ」というか「要約」がコンパクトに集結されているので
私のように読んだ端から忘れていくタイプにも、おさらいができるのでグッド!
巻末には「ことわざ会計学」や「コメント付き会計用語」というコーナーもあるし
索引もついているので、てっとりばやく興味の内容にたどり着ける。

どこから読んでも、読み飛ばしても、どうにでもなる本で、
会計学というお堅いジャンルでありながら、とてもライトな内容。
会計をまったく知らないド素人な私でも理解できたし
もしかして会計の考え方っておもしろいかも~という気分にさせてくれた。
そして会計の話など、主婦の私にはまったく関係なさそうでいて
日常生活の中で数字のセンスを磨いていくことは
スマートに生きるということにもつながり、いろいろな場に応用できることが
たくさんあることに気づく。

著者は他にも本を多数出しており、それにもとても興味がある。
「女子大生会計士の事件簿 1~4」
「世界一やさしい会計の本です」
コミックス「公認会計士萌ちゃん1~3」etc

高校生の息子がこの方面の勉強をし始めているので
まずは今日あたりから、この「さおだけ~」の本を薦めてみたいと思う。

注意! これはあくまでも個人的感想です。感じ方には個人差があると思いますので、その点はご了承下さいマセ。あしからず!