気温も上がり少し暖かく感じる、昨日の雨で先日の大雪も随分と解けた。でも雪深い山間に入ると轍(ワダチ)が鏡のように凍り、車を走らせると硬く残った残雪が底を摺る。
通りがかりに縁側で外を眺めていた独り暮らしのおばあさんと目が合う、ガラス戸を開けてくれたので、腰掛けてしばし世間話をする。「めったにない大雪じゃったね、ものさしで測ってみると43㎝あった、外にも出られんし、停電になってのんた、こたつも風呂も使えんで」「食事はどうしたん」「停電の前炊いちょったもんで、ローソク点けて、布団から出んようにして寝ちょりましたいのんた」と笑いながら話をされるが、心細い思いをされたのではないかと思いつつ「また、寄ってみるわ!」と後にする。
校庭に子どもたちが作った“かまくら”がその名残を少し留めぽっんと残っている。雪解け水の流れる沢に福寿草が花芽をつけている。もうそこまで春が来ている。
中瀬の菜の花畑では、草取り作業が行われている。今年は、菜の花と米泉湖のさくらを一緒に楽しんでいただこうと、「よねがわ 花まつり」に名称を変え開催する。