へびつかい座 M62球状星団
画像① QBPフィルターⅢ使用、VBA切り出し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/e5/6b0a0155665398edb1e925bec4a32fe7.png)
連日雨は降らなくとも悪天候が続く、6月25日は南天は星のかけらも見えず、メダカ部屋からは、電線の上にこと座のベガが見えるぐらい。取りあえずベガで1スターアライメント。天体望遠鏡などは室内にあり、コンセント使用のため、そのまま自動追尾させる。途中はくちょう座のデネブが見えたので、はくちょう座に移動して、眼視観望。デネブOK、サドル雲の中、アルビレオOK。しかしいずれも雲がかかり、明るい星を認識するのが精一杯。そしてはくちょう座は完全に雲の中。終了。
閑話休題
勘違い観望その2)
へびつかい座M62球状星団。M19のあとに電視観望。M19よりさらにさそり座に近い。浅田さんの本で確認するとギリへびつかい座。境界のすぐそばにある。小さいが明るいので、十分双眼鏡で観望が可能らしい。にじんだ星に見えるとのこと。口径40cmで中心部を星に分解できるそうです。30cmでは無理との記述あり。3cmでは無理だわな。メシエは「非常にきれいな星雲で、やや彗星に似る。中心部はよく輝く。微かな光の取り囲まれている」と記録しているそうで、眼視するのも面白そうな天体。
X線での観測が面白いらしい。チャンドラX線観測衛星での観測で、多数のX線連星が発見されていて、M62内では、頻繁に恒星が接近・衝突しており、それがX線連星が多数形成される原因らしい。
画像②SharpCapProによるディープスカイ・イメージ・アノテーション
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/bd/c3efa03e2d71daf6ab18ee19af6b78fe.png)
画像③元画像から2400×1400切り出し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/a8/f2eb83c7779379e3ef294ef7a7454c7d.png)
画像④アスタップによるプレートソルブ、α,δ grid表示、ディープスカイ・アノテーション
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/40/2a41e18debf0b3b3ad5543ff937381bf.jpg)
参考資料
1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社
2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館
3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社
4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン
5)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン
6)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒~シュミット
8)Sky Watcher AZ-GTiマウント+三脚~シュミット
撮影データ
2023年6月16日快晴、大星夜、月齢27.5
ベランダ観測所
へびつかい座 M62球状星団
FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+QBPフィルターⅢ
FMA135ヘリコイド位置53.5(但し、延長等が長かった)
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=380
Exposure=4s×80frames=320s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapによるプレートソルブ、α,δgrid表示、Deepsky annotation
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、スポット修正、トリミング等