昨日、今日と風が冷たい日が続いています。
昨日は過長蹄(分類は単純に前に延びた「延蹄」と言うことのようです)の母牛の削蹄をしました。
この牛は立ち姿勢が前踏姿勢(蹄を普通に置く位置より前に置いて立つ姿勢。結果、重心が蹄の後方の蹄踵部にあり、前側の蹄尖部への負重が少ない)で、自然に蹄が削れないので、過長蹄になりやすいです。
本来は挙肢して蹄底をカマで削いでいき、蹄角度を修正すべきです。
ですが、この牛は以前私がそうしようと前肢蹄底削蹄にチャレンジ中に少しバタつき後肢を滑らせて尻もちをついてしまったので、人牛共に挙肢(牛はノコヤスリでの削蹄行為も)を怖がってしまっています。
なので、今回もノコヤスリのみでの削蹄でした。
ブログを書くに当たり、削蹄の本(テキスト 牛の削蹄)を読んで見たところ削蹄回数を増やすことで改善する可能性があることがわかったので、今年は回数を増やそうと思います。
今までは年に2回程度だったので、4~5回やってみようと思います。
この牛はノコヤスリでも少しイライラ気味だったので、片手で金ブラシ、片手でノコヤスリで作業しました。金ブラシ肩や腿をブラッシングしていましたが、手が届きにくい態勢の時腹をこすったらそこのほうがよかったようです。
昨日の新たな気づきでした。