多くの和牛母は行動をコントロールし易いように鼻木を付けます。
鼻木には、金属製、プラスチック製、半分プラスチック・半分木製というタイプがあります。強度は並んでいる順にだんだん弱くなります。
我が家の多くの母牛も写真の半分プラスチック、半分木という1番弱いタイプの鼻木を付けます。このタイプは何かに引っ掛かったとき牛が大ケガせず鼻木が壊れてくれます。そのため我が家はこのタイプを使っています。
普通鼻木は、餌を食べているときすり減らないように、また捕まえやすいように鼻木にロープを掛けうなじでくくります。
しかし、我が家の場合は、除角しているのでロープをすぐうなじから外し、柵に引っ掛ける牛がいます。その牛たちはロープを外して写真のような状態でいます。
そんな牛の鼻木は数カ月ですり減って取れてしまいます。
今日も削蹄している間に別の牛が取れたので、夕飼い前に再装着しました。
鼻の中に開いている鼻木の穴は2~3日で塞がるので、できるだけその日に付けるようにしています。
穴が小さくなると(動いて装着の邪魔をするときも)、鼻木を挿入するときに鼻粘膜を引っ掛けて痛い目に遭わすことになるのでたいへんです。
痛い目に遭うと次の時また嫌がるからモーたいへんです。
終わったら、牧草を少しあげて、少しでもいい印象を牛に持ってもらえるようにしています。
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