暖かくなって、脱け毛の季節になってきました。
4月分娩予定の母牛からブラッシングを順次していきます。
我が家では、初妊や母牛などのブラッシングはあまりしませんが、この時期約1カ月間は1頭ずつ丁寧にブラッシングをして、ヨロイごと冬毛を取り、短い毛に模様替えです。\(^o^)/
ヨロイとは毛と絡んで団子状に発育した糞の塊が広い面積にできた状態のこと。おなか側の下(した)半身によくできます。冬場のものは湿っていたり、半生状態となので非常に落としにくいので、分娩直前の牛以外放置しています。(;^_^A
母牛を丁寧にブラッシングするのは、この時期と初秋(毛が短くヨロイも小さく乾いているので落としやすい。)、分娩直前(以前生まれて間もない子牛が本能の赴くままに乳首のようにぶら下がっていたヨロイに吸い付きに行ったのを見て以来(◎-◎;)必須のお仕事になりました。)の2ー3回です。
子牛の冬毛は、ブラッシングで小さなヨロイを落としたあとバリカンです。(こちらのこだわりはまた詳しく書きます。)
写真右側が主に子牛用。
上 デッキブラシの先のようなもの。子牛市の時のふけ、オガ払いにも
中 犬ネコ用のブラシ。生まれてしばらくの間はこれがいい。
下 100均のブラシも使いますが、耐久性がいま2です。
左側が母牛用。
上 ヨロイ落とし用のかなりハードなやつ、しつこくすると痛がります。
中 簡単な汚れ、抜けやすくなった毛にいい感じ。
下 上の6周のギザギザが1周取れたもの、農家によっては2周ぐらいまで使います。