私がよく使う道具です。
非常におとなしい牛の時は、ナタやカマ(単独保定で挙肢できる時のみ)を使っています。が、
ナタを叩く音や刃先から伝わる衝撃を気にする牛は
折りたたみ式ノコ(ストッパーが2段階で写真のように持ち手が鋸刃より高い位置で固定できるタイプで刃渡り13cm程度の短いもの)とノコヤスリを使います。
蹄の伸びが少ないものはノコヤスリで削って蹄形を整えるだけです。
蹄はノコヤスリの方が一般の金属用棒ヤスリ(そもそも最近削蹄に使える棒ヤスリがホームセンターに無い)より遙かによく削れます。
ノコヤスリは最悪、蹄がコンクリート上にあっても使えます。
蹄がよく伸びて過長蹄や幅広蹄になりつつあるものはノコヤスリだけでは時間がかかり過ぎるので、伸びすぎ箇所(主に蹄の先、時々斜め先も)を仕上の削り分の余裕を見てノコで切ります。ノコは以前もう少し長い物を使っていましたが、牛が動いた時に牛や人やノコが傷つきそうになったので、短いタイプに代えました。
ノコやノコヤスリでもよく動く牛は、金ブラシで肩や腿をブラッシングしながら作業するとじっとしていてくれることが多いです。
アネモネはもうじき終わりです。