2カ月齢になった子牛に面掛(おもがい)を初めてつけました。
普通、この頃の子牛に面掛を付けるのは、治療(主に注射、点滴)の時に保定するためです。
今回は共進会目指しての引き運動(立ち位置によっては追い運動)の練習のために追綱(綿又は麻ロープ)を頭部(顎の下)につけるためです。
上の写真は面掛の顎(ほんとうはおとがいくぼと言う部位の付近)の下に子牛の行動をコントロールするためのロープを通します。
ロープはフックの付いたものでなく、写真のような長めのロープを面掛の顎の下に通して2本にしてそれを握って使うのがよいようです。
その理由は、ロープが手から離れて、子牛が踏んだ時に1本ロープでフック付きの場合、首(うなじ)に大きな衝撃を与えますが、2本ロープの場合1本だけ踏んだ時なら、ロープがずれるだけでほとんど衝撃はありません。という子牛の首を守るためです。(これはホースアカデミーの動画で学びました。)
写真のロープは親用と同じ長さ(3ひろ:約4.5m)で作ったのですが、長すぎたのでその半分の長さで子牛用を作り直しました。
早速、狭い牛房の中で、手や足の甲付近で押しながら(これもホースアカデミー)ぐるぐる回ってみました。
ほぼ毎日のブラッシング効果で、嫌がらず、おとなしく一緒に回ってくれました。