鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

2015-10-16 06:48:21 | 大工道具
これは何に使うんでしょう?
実は氷鋸のオリジナル柄です。


新製品の柄をお互い知恵を出し合って決めていきました。
滑り止めが付く。
ステンレスの金具は用意してもらう。
柄の長さは指定。

自分のする事はかっこいい柄・人目をひくデザイン。


こんな形になりました。






筋が入ってニス仕上げ。





木に鋸刃で切り込みを入れて割れ止め金具が付きます。





これで完成。

本体の方はもっと大変そうで、切れる刃物にするには色々なノウハウがあるそうです。
角度が違ってもダメだそうで、道具は奥が深いんですね~。
目立て職人さんはそれを知ってるです。


新製品作りは失敗の連続で大変ですね。
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すり合わせと合わせ仕込み 2

2015-10-15 07:03:54 | 大工道具
播州三木の従来の形です。
基本は食い違わなく仕込む。

何故なら磨る箇所が多くなる=口金(ハカマ)が薄くなる・仕上げ作業時間が遅れる・マチの形がおかしくなってくる等々です。











合わせ仕込みです。
硬く仕込むとなるとマチを傷付けてしまうので気を使います。
ひと手間かけると綺麗に仕上がります。しかしそこに時間が掛かります。










お好みですが、どちらも決めては硬くしっかり仕込むです。
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すり合わせと合わせ仕込み

2015-10-13 06:45:16 | 大工道具
すり合わせの段取りと合わせ仕込みの段取りです。




手前右がすり合わせ左は口金(ハカマ)焼き色。
奥の4つがイブシです。


合わせ仕込みで時間のかかる所は鑿マチのサイズに合わせるので口金サイズは微妙に違ういます。色を付ける際に磨って合わせてます。

その点すり合わせは口金サイズにマチを磨って合わせる。
合わせるのが後か先かです。










やってる事は一緒です。
ですが、手間は全然違います。


自分の場合手を入れすぎるので合わせの方が1.5倍は時間掛かるでしょう~ね。



イブシしてダブったのを次に使う様にニスを塗ってますが、いくつかは錆が来ます。
錆びた物は再度同じ工程でイブシますので二度手間。


イブシ輪もあるので管理が大変。
何故にニスを塗ってても錆が来るんでしょうね~。



その点、磨り合わせの物は錆びた物を持ち込まれても修理が簡単です。


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初物 2

2015-10-09 06:50:39 | 大工道具
またまた初めて見ました。
追入れ鑿で2寸5分・3寸の柄付けは以前にした事はあります。


今回は5枚裏です。





18本組になってました。


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初物

2015-10-08 07:48:15 | 大工道具
どの柄屋さんも鑿の込み(中尾)が一番目が行くと思います。
何故なら込みの形で穴開けが変わるからです。


割れやすい中尾・抜けやすい込みとあるわけで柄屋さんがそこを調整しています。
非常に大事なポイントになりますので・・・。


穴開けの時に中尾に刻印があるのをよく見かけます。

初めてこんなのを見ました。





右側はスーパー。青紙スーパーだと思います。
左側は見えにくいのですが東郷鋼とあります。


これは以前に見た事あります。






完成。






上から鉄刀木・黒檀・紫壇です。
鋼も変わってましたが柄丈・太さも今までと違いました。
職人さんの拘りですね~?

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