ゆうちゃんの独り言

モーツァルトが大好きで毎日欠かさず聴いています。人生の生き方は仏教で毎日般若心経を唱え、時間を見つけて寺巡です。 合掌

■ 奈良の古寺と仏像展 ~會津八一のうたにのせて~ を観て♪♪

2010-09-18 15:18:40 | Weblog

 先日、東京日本橋の三井記念美術館で開催されている、奈良の古寺と仏像展を観てきまし
た。この三井記念美術館は、日本・東洋の優れた美術品を収蔵している三井文庫別館が、日
本橋に移転し平成17年10月に開設された新しい美術館です。今回の展示会は、平城遷都
1300年を記念する特別展で、奈良の寺院に祀られる国宝、重文を含む優れた仏像を集め
たものでした。

 美術館は、夕方に行ったにも係わらず多くの人が来ていたのには驚きました。これが仏教
ブームの影響なのかと思いました。展示会場内には50体ほどの仏像がありましたが、素晴
らしいと思った仏像は残念ながらありませんでした。その時の観る側の心の状態が乱れてい
たのかも知れません。

 しかし興味を持った仏像としては、かつて奈良西大寺の五重塔に安置されていたと伝わる
釈迦如来・阿弥陀如来・室生如来・阿閦如来の4体がありました。奈良時代の後半から平安
時代の初期にかけて作られた4体でどの仏像も穏やかで清楚な暖かさをもった仏像でした。

 また、美術館のガラスケースの中に座した仏像は拝む対象の仏像ではなく、美術品として
観る対象に変わってしまっているのが少し残念です。詳しいことは分かりませんが、このよ
うな美術展に仏像を出展する場合は、事前に魂を抜いて持ってくるのだと思うので、これら
の影響があって何か足りない感じを受けるのかも知れません。

 一般的に寺の本堂に置かれている仏像を拝む時は、やはり何かしら仏像から出ているエネ
ルギーのようなものを感じられますが、都会のビルの中のさらにガラスケースの中に入れら
れた仏像はどうしても観る対象となってしまいこちらからのエネルギー放出の方が多いと思
います。さらに、その場に立ち尽くして観るということは出来ないのと、展示ルートに沿っ
て観なければならないとの制約があることから疲れてしまいます。

 今回の展示会に行って感じたことは、仏像は本来あるべき寺で心静かに拝顔し祈る行為が
最も大切であり、単なる美術品として観るべきものではないと思われました。
                                    合掌

■ 愛犬ミルクと人生の最終ステージに向けて!!

2010-09-18 11:50:38 | Weblog
 時々このメルマガに登場する我家の愛犬ミルクですが、今月7日に満13歳の誕生日を迎えました。この日は、年に1回だけ上質の牛肉をもらえるミルクにとっては唯一の日なのです。中型犬の13歳は、人間に換算すると70歳を超えた状態に相当します。確実に飼い主の年齢を抜いてしまいました。

 昔はやんちゃで人なつっこいミルクでしたが、今は散歩と食事の時以外は、自分の好きな場所でほとんど寝ています。最近は耳が遠くなってきたようですし、人間で言う認知症のような行動が時々見受けられるようになりました。散歩中に自宅へ帰る道を迷ったり、あるいは立ち止まってどちらに行ったらよいのかを思案しているような行動が多くなりました。確実に歳をとった証拠です。人間社会で病院に老人が多いのと同じように、毎週のように獣医さんのところへ行き薬をもらっている状況です。

今年の猛暑の時は大変でした。昨年まではクーラーを使わずに過ごしていましたが、今年のあの暑さは老犬ミルクには耐えられない環境であったので、朝から毎日我家のクーラーはフル回転の状態でした。ミルクのお陰で今年は例年と異なり、猛暑にも関わらず快適な環境で過ごすことができました。全ての命は永遠に続かないのでいつかはミルクも見送らなければなりませんが、最期まできちんと守ってあげようと思っています。これまでミルクからはいろいろな力をもらったので、それ以上のことをしてあげたいと思います。

 年齢と密接に関連することとして世代交代があります。家庭でも会社でも世の中でもいつまでも同じ体制が続くことはありえないことです。必ず変化が生じるものです。この変化をスムースに行う事が理想とされることです。何事も早めに手を打ちながら対応することが大切です。60歳を超えたら自分の好きなことをしながら世の中に何かをお返ししたいと考えています。そのためには、現在の仕事の内容を次の人に引き継ぐことを少しずつ始めないと円滑に組織が動きません。これからは1年以上をかけてこの世代交代のための動きを始めたいと思います。

さらに年金がもらえる65歳までの5年間をどのような生活スタイルにしたらよいかも考えなければなりません。この5年間は専門学校で今まで身に付けた知識を次の世代の若者に教えたいと思っていますが、少子化が進み18歳人口の減少で教育機関の経営も大変な時期を迎えているようです。よってこのような仕事に就くことが現時点では非常に難しいようです。しかし、教える仕事に就くという長年の夢を実現するために、今からいろいろな係わりを持ちながら着実に進めたいと考えています。

 そして70歳を超えるまで生きることが出来るのであれば、70歳以降の時間は人生のおまけ的な位置付けで、毎日が日曜日のスタイルでモーツァルトを聴きながら好きなことをのんびりと行う時間を過ごしたいと考えています。そのような時を迎えた時には、今のミルクの気持ちがわかるかもしれません。人生は長いようで短くもあり、また短いようで結構長いのかも知れません。要は、気の持ちようだと思います。