学生時代の「N君」という友人がいる
卒業してからは、ほとんど逢うことはなかったが彼が結婚をする時に
直接電話がきて出席してくれないかと話された
実は・・・その時の記憶に残っているのが・・・とにかく相手の方をべた褒めし・・・本当に好きなんだ
という言葉だけが何度も何度も繰り返され・・「本当に嬉しいんだなぁ~」と感じていた
残念ながら・・・結婚式には参加できず・・・自分の生活を守ることで精一杯だったせいか・・・その間もほとんど彼とは連絡をとる機会がなかった
あれから何年経ったのだろうか・・・・
彼の存在を知ったのは・・・あるホームページ・・・
「若年性アルツハイマー認知症」
今の彼を写真で見た・・・あの頃の彼だった・・・
この仕事をしてるがゆえに・・・彼のこの先が少しは理解できた・・・
ある人を通じて・・・彼と接点を持つことが出来たが・・・今はまだ逢えてはいない・・
彼は・・・彼の人生を・・・彼なりに生きていこうとしている・・・
僕は・・・過去の彼を知っている 僕は彼に勇気をもらった 僕は彼から多くの笑顔をもらった
僕は・・・彼から・・沢山のことを学んだ・・・
その頃は・・・若さゆえ・・・恥ずかしく・・・本人に伝えることができなかった・・・
でもいつか・・・彼には・・・伝えたい・・・ ありがとう・・・と。