到着したシャイプールは別名ピンクシティーと言われるラージャスタン州の州都。きちんと都市計画された街並みにピンク色に彩色された2階建ての家並みが続く。シティ-パレスを見てホテルへ。ラジプタナ・パレス・シェラトンは4階建てのどっしりした造りで、内部も豪華で清潔。片隅にイスラム教のお祈りをするコーナーがあった。夕食はインド料理だってけれど余り辛くなかった。清潔、静粛、快適で快眠。
シャイプール シティパレス 月の宮殿
シャイプール シティパレス ディワニカース
翌朝。皆様方インドの清潔度に認識が変わったのか、朝食は果物始め、ヨーグルト、ジュース等ためらわずお召し上がりに。それと洗顔洗髪もしたとか。見た目お湯の透明度はこの間のNYシェラトンよりはるかに綺麗だし、熱い湯がたっぷり出てもう満足の入浴。
今日、12日はまず朝日に映える「風の宮殿」へ。5層の建物だが実際は壁面があるだけの張りぼてみたいなもの。前面に透かし彫り様に窓枠がうがたれ、王宮の美女達が通りや、お祭りのパレードなんかを見るために造られたとか。でも予算不足で中途半端に終わった感あり。結構有名な場所なのに道路沿いにあるためか無料。建物1階の一部に車の修理屋が陣取ったりしているのもインド式?
シャイプール風の宮殿
当時はまだ世界遺産で無かったのか、一部に車の修理工場が?唖然!
後は農村地帯をつき切りアグラ城へ。途中世界遺産の一つ、ファテーブル・スイクリに立ち寄る。一度はムガール朝の首都だったことのある遺跡だが、短期間に建設され、直ぐ捨て去られた都だったとか。
ファテーブル・スイクリ遺跡
アグラ到着後は市内を車窓から見学しつつ、今回の目玉。かの有名な世界遺産タジ・マハール宮殿へ。流石に観光客、特にカラフルなサリーに包まれたインドの女性のグループが目立つのは「ロマンス」に彩られた建立秘話の所為だろうか。
シャー・ジャハーン皇帝が、先に逝った愛妻妃の為に、22年の歳月と巨費を使って建立した、総大理石造り、完全左右対称の白亜の宮殿が大空を背景に屹立する様は一見の価値ありと思う。我々の到着時間は4時頃だったので、徐々に太陽に赤味が増し、壁面が彩られて美しかった。後早朝、月下の風景も素晴らしいとか。
タジマハール廟正門
これぞ かの有名な世界遺産 タジ・マハール廟
この後居城だったアグラ城へ急行。そこからジャムナー河を隔てて見るタジ・マハール廟も美しい。ここで神戸から来た一人参加のオッサンが行方不明に。それまでも何度か探す場面はあったが、今回は間もなく閉館なのにどうしても見当たらぬ。ガイド二人と城の警備員総出で探し、お城の外れで物思いにふけって???いるところを発見された。
かっこ悪いのか、すねたのか、この方夕食には参加しませんでした。宿泊したムガール・シェラトンは広大な敷地に2層だけの造りのどっしりした建物で設備もよくモウ一度泊まりたいランク。但し今回は全て郊外の静かな場所に立地しているので市内に一人で出かけるには遠すぎたのが残念だった。
アグラ城 これ借りモノです
アグラ城 ジャスミンの館
ジャムナー河越しに見る夕日映えるタジ・マハール廟
アグラ城内