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大阪松竹座 スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース観劇記

2018-04-22 10:45:09 | 宝塚・その他の劇場観劇記 & TV

久し振りに異世界と化したトンボ理界隈を見たその後に見たスーパー歌舞伎「ワンピースⅡ」、Ⅰは2年程前に公演され30万人以上を動員するヒット作になったモノを、更に進化させて舞台はキンキンキラキラ、トンボリの色彩に負けるどころか、ド派手さでは勝ってました。 

作品は公式HPによれば「シャボンディ諸島での海軍との戦いの中で、麦わらの一味はバラバラに吹き飛ばされてしまう。吹き飛ばされたルフィは辿りついた島で兄エースの公開処刑の知らせを耳にする。ルフィはエースを助けるために脱獄不可能の海底監獄インペルダウンへ向かうことを誓うのだった。海底監獄への侵入に成功したルフィは、そこでボン・クレーに再会する。エース救出のために共に戦う二人であったが、監獄署長のマゼランによってルフィは絶体絶命の状態に…!さらに、エースはすでに海軍本部へ移送されてしまった後であった!エースを助けようとする白ひげ海賊団、ルフィが海軍本部に集結し、いよいよエースを巡って海賊たちと海軍の頂上戦争が今始まる――!」 

この筋書きだけで判る人は超天才?最近宝塚でもよく漫画のミュージカル化が行われますが、膨大な巻数の連読漫画をどんなに上手くダイジェスト化してもその荒筋さえもよくは判らず、ましてや歌舞伎の手法を取り入れた大活劇スペクタクルとなれば、ドタバタして駆けまわっている内に終わったと言うのが正直な感想です。 でも面白いのはよく判りましたし、役者さんは殆どが熱演で適役でした。

しかし乍ら基本の歌舞伎の型は各所にきちんと見せるように作られていて、連ね台詞、ケレン芝居、トンボと派手な立ち回り、本水使用、セリや回り舞台の多用、極めつけは「宙乗り場面」。加えて宝塚や紅白まがいの衣装や装置でヴィジュアル的に見せる場面も多い。あれよあれよの3部作が3時間余に亘って展開。見終わって頭がクラクラは大袈裟ですが、外のトンボリ風景に負けない強烈な舞台でした。 

今迄主役のルフィを演じてきた市川猿之助さんが去年負傷されたので今回は若手の尾上右近さんとWキャスト。ジジはD公演を観たので右近さんが主役。まるでアスリートの様に舞台を縦横に駆け回り熱演、怪演の舞台でした。それでも歌舞伎の基本の型はきちんとん踏襲されて見せ場もたっぷりで力演の甲斐があったと思います。 

客席もそれに応え歌舞伎独特の掛け声に加え、拍手が何回も鳴り響き、挙句は宝塚も顔負けの客席降りやタンバリンを鳴らしつつ応酬する場面などココも異世界の様相。最後のフィナーレ風場面でオヤと思ったのは1場面しか出ないでも座長の猿之助さんがセンターは判るが、W主演の右近さんは中央からやや左寄りの3番目位であまり目立たない位置に。ああ歌舞伎って家柄や年功がモノ言うんだなと改めて思いました。宝塚なら主役はあくまでセンターです。 

考えてみると日本っておかしな国ですね。男性ばかりの歌舞伎界に女性ばかりの宝塚。ただ漫画が原作の今回の出しものの性格上、衣装が洋風又は異世界風のモノが多く、それを金髪やカラーかつらで足を出した男性が女役を演ずるのはチョット違和感がありましたね。特にダンス場面には無理がありジジ個人としてはNOでした。その点宝塚の男役は荒々しさでは勝てないが、清潔感と見た目の美しさでは勝っています。

 

大阪松竹座外観

松竹系の劇場は何処もロビーが狭く大混雑。

ポスターのマン画像が舞台ではどう変わるのか?

プロマイドの売り方が何だか雑。

開幕前 ルフィ君の漫画像が舞台中央でお出迎え

To be continued と英語で幕間のご挨拶が

幕間が二十分しかないのでジジは外でたこ焼き食べた。6個¥500は高いけど美味しかった。

定式引幕にも一工夫が。漫画のキャラクターが取り込まれています。

ビジュアル的にも様々な工夫がされてます。

出演者一同 これでどんな感じか判るでしょうか?

中央が尾上右近さんのルフィ君 前述のマン画像と比べて見て。

舞台ではなく写真だと女装はチトキツイかな?

舞台の最後に海賊船が登場!

 

 

 

 

 

 

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