皆さん「お一人参加限定ツアー」ってご存知ですか?と言っても今やほぼ一般的になりつつあり、何も変わり者の集団ではありません。参加費は少し割高ですが、一人で一部屋占有出来て、バスは独りで2席使用とゆったりとした行程の旅。但しあくまでお一人様で他人ばかりに限定で、団体さんに一人参加して肩身が狭い思いをした方には好評だとか。直ぐに話の合う人同士旅行中は仮の友人として仲良くなられる方もありますが、流石男性は孤高を保つ方が殆どと言うより人見知りするから「一人参加」を選んだのかも。
新大阪10時集合なのでゆったり出発。と思いきやJRで人身事故が発生し20ー30分遅れとの情報を得て急きょ繰り上げ出発。寒いけれど晴れてきたので最初の訪問地「加太」まで快適なドライブ。和歌山は15年振りなので沿道風景も何か新鮮。加太は冬向きの場所ではないが今は旬の「クエ鍋」の昼食のために立ち寄る。鍋だけでなく鯛の兜煮とかクエ刺しなども出て満足。
宿泊地の白浜までに時間があるので歌舞伎舞踊「娘道成寺」で知られる「道成寺」へ立ち寄り。冬。平日。季節外れ。で参道も境内も閑散としていた。それでもアリガタイご説教付きなのでお寺の縁起や仏像について少し知ることが出来た。白浜の「ホテル川久」には5時前到着。バブル最盛期の2004年に400億近くかけて建てられたホテルの豪華?なロビーや部屋も少し落魄の香りがする。
自慢のロビーに立ち並ぶ22本の大理石の円柱は1本が1億円とか。ロビーが立派な割には部屋やレストランはもう古めかしい感じがした。但し2年前にリニューアルした「色々なお風呂」は洒落た作りでこれは満足した。夕食はバイキング。レストランが何故か2分されていて段差もありやや不便。ナンでこれだけのホテルでレストランが貧弱なのかフシギ。部屋も広過ぎて使いずらかった。
2日目も晴れ。この日はまあ帰り道での時間潰しみたいなもの。まず世界遺産の高野山界隈はそれに関連した神社仏閣があちこち世界遺産として登録されているみたい。天野の里にある「丹生都比売(にうとひめ)神社」もその一つ。高野山へ続く街道の一つの途中海抜500m位の紀北高原山中に鎮座まします、由緒ある神社。なんでも空海が高野山を開く前、1700年前から鎮座されてるとか。中々立派な作りでそんな前にこんな山の中にお参りする人たちがいたのかなと言う疑問もあるがまあ歴史は尊重しましょう。
神主さんは大勢来たので張り切って、まだ雪の残る戸外の境内で寒さに震えるお一人様達に配慮をせず延々と神社の由来と高野山とのご縁を説明。すっかり冷え切ったところで解放されて、昼食は何でこんな山の中にと思ってら近くのゴルフ場がらみの「オーベルジュ 天の里」で何故かプチフレンチのコース料理の昼食。まあ鄙にはまれな地産地消のお味で美味しく頂きました。
最後はもういいわと思ったがトイレ休憩(高齢者が多いのでこれ必須)を兼ねて、去年の大河ドラマで知られた真田氏所縁の九度山に出来た「真田・九度山ミュージアム」なる施設見物と道の駅での買い物で終わり。一路新大阪まで突っ走り17時30分と早めの帰着でこれは有り難かった。事故も急病者もなく楽しくおいしいもの食べて温泉三昧の楽しい旅でした。
加太から友が島と淡路島を望む
道成寺御本尊の千手観音(国宝)
道成寺本堂
まるでテーマパークみたいな外観を誇るホテル川久
モザイクの壁画
一本1億円の円柱
田辺湾の夕景
天野の里 丹生都比売神社(2年前に世界遺産になりリニューアル)
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