16日、観て来ましたタカラヅカ。去年も確か花組で「ポーの一族」の一本建て。どちらも長大な物語だから一本建てと言う事になるのだろうが、やはり正月は華やかなショー作品と2本立てで観たい。
ストーリーは1984年製作のアメリカ映画がベースだから少々古臭い。禁酒法下のギャングの闘争やユダヤ人に対する差別など今の日本人にはピンと来なかったのではと思う。
今や売れっ子ベテラン演出家小池さんと言えども、こういう時代背景に沿って、男友達との固い絆、幼馴染のスターとの報われぬ恋。これがどちらも立ようとすると何だか中途半端。
座付き作者さんは苦労して才能ある生徒さん達を活躍させるべく、役を多くしたり、膨らませたりしてしまうがそれが結局何となく盛り上がりに欠ける結果となると思うのだが見た方はそれでもスターさんが大勢出ればいいと思うのでしょうか。装置、衣装、照明は時代をよく写していたと思います。
それとミュージカルの中心は何といっても印象に残る、かつ覚えやすい主題歌にあるのではないかと思うのだが、今回は全て座付きの作曲家に任せたせいか、何となく似たような曲でこれが盛り上がりをそいだ一因ではないかとジジは思います。一方ダンスの振り付けは斬新で良かった。
それでも適度にショーアップした場面もあり、カッコいいギャング姿の群舞で始まりテンポよく進んでいき数々のエピソードを交えて、最後は…となるのだが。。。。。
今や宝塚一と評される望海風斗さんはソロの歌唱にお芝居にと大活躍。でも真彩さんや彩風さんは持ち役はしっかりと魅せましたが、望海さんとの二重唱や重唱等がはもう少し長くあっても良かったのではと思う。
確か月組時代にも女役で見た朝美絢さん、今回はのっけにショー場面で魅せましたね。声が可愛い。もっと踊りまくって欲しかった。お芝居は後半見せ場が少なかったが存在感ありでした。同じく彩凪翔さんしっかり存在感を出しました。その他若手さん達もぴちぴちと大活躍でした。チケット完売みたいですが是非ご覧になって損はないですよ。
宝塚公式HP参照
望海風斗
真彩希帆
彩風咲奈
幕開き ギャング団の群舞
右 朝美絢 ホントはもっとカッコいい、キレイ、カワ(・∀・)イイ!!。
フィナーレA
B
C
ミュージカル
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」は、1984年に公開された、セルジオ・レオーネ監督によるギャング映画。凄まじい勢いで変貌を遂げる20世紀のアメリカ社会を背景に、主人公の少年期、青年期、初老期という3つの時間軸を交差させる緻密な構成、サスペンス的な要素も織り交ぜたドラマティックな展開が熱狂的ファンを生んだ傑作です。数多のミュージカル作品を生み出してきた小池修一郎の脚本・演出により、確かな実力を備えた望海風斗を中心とした雪組が、この作品の世界初のミュージカル化に挑みます。ニューヨークの貧民街で暮らす移民の少年達が、ギャングとして成りあがって行く過程で育む友情と絆、恋を中心に、その後の悲劇的顛末までをノスタルジックな情感で描き上げる、新たなミュージカル作品の誕生にご期待ください。
主な配役 | 新人公演 | ||
---|---|---|---|
ヌードルス | 望海 風斗 | 諏訪 さき | |
デボラ | 真彩 希帆 | 潤 花 | |
マックス | 彩風 咲奈 | 縣 千 | |
ジミー | 彩凪 翔 | 彩海 せら | |
キャロル | 朝美 絢 | 彩 みちる |
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