ネパールへ行ったと言うと多くは「寒かったでしょう?」と答えが返った。北は中国チベット南はインドに接しヒマラヤ山脈があるので寒帯だと錯覚するが実は亜熱帯圏に属する。首都カトマンズは標高1300m位にあり人口は600万。現在の昼間の温度はほぼ20℃。夜は5℃位で快適。
2008年に王制が廃止され、今はれっきとした連邦民主共和国。面積は日本の本州を除いた広さに匹敵。総人口凡そ3000万人。平均年齢が20代と国家の起源は古いが若い国。主要産業は農業に観光と前置きはこの位にして。
2月3日出発日。毎度のことだが気の小さいジジは時間が気になり4時前に目覚めて起床。簡単な朝食を済ませ、荷物の中の再点検、戸締り、水回り、電気器具の点検を慌ただしく済ませてさあ出発は毎度のこと。MKタクシーのシャトルバスが定刻6時に到着。8人乗りが満員で関空にはピシャリと8時前につくラクチンサービス。
最後の海外旅行が2014年だったから最初何となく戸惑うがチェックインも無事終了。今回のツアー「2つの遊覧飛行と連泊で巡るネパール絶景旅8日間」に参加。御一行15名はカップル2組、80歳以上のジジ二人、後は70代以下の元気印の美熟女さん達。今回もこのジジが最高齢で皆さんに親切にして頂き感謝でシアワセ旅。
キャセイ航空で先ず香港へ4時間のフライト。まあデッカイ新空港。以前の九龍の狭いビルの谷間の空港時代しか知らないのでビックリ。設備は確かにいいが広大過ぎて乗り換えで歩くのも大変。6時間余も空港で時間待ちさせられて時間を持て余す。乗継便は5時間余のフライトで少し遅れて19時過ぎにカトマンズへ向け出発。
広大な香港空港
ジジはラウンジでホッコリと
始めて1999年に行ったカトマンズ空港はデッカイ山小屋みたいだったが、今回も基本変わっていない。それより職員数が少ないのか機動力が無いのか荷物が中々出てこない。ジジのは何故か早かったので勝手に入国してしまったら後続が待てど暮らせど出てこない。集合場所を聞き違えたかなと心配しつつ待つ。
1時間余遅れて漸く御一行が現れホッ。22時着の所が入国に手間取り24時近くに漸く迎えのバスに乗車。ホテルの部屋の鍵を貰い眠りついたのは2時頃。モーニングコールが5,45分なので寝たような寝てない様な。初日は前回天候悪化でミスった念願の「エヴェレスト遊覧旅行」の日なのでバッチリ目覚めた。
国内線の空港は昔と一緒のボロクて狭い所に霧が出ていて定刻7,45分発が3時間の遅れで漸く出発。予備日はあるもののラストチャンスなのでラッキーと心の中で歓声。埃か霧で煙った様なカトマンズ盆地を離れるとウワーっ!晴れてる!いやもう興奮状態!始めてハッキリ見える世界の屋根ヒマラヤ山脈!
全員窓側の席で行きは山側は見えないが、途中から順番にコックビットからの撮影が許され、丁度ジジが呼ばれた時、ナント「エヴェレスト」が真正面に見える時でした。客席の窓は汚く傷ついているし紫外線除けの仕様なので、コックピットははるかに視界明瞭、下手な写真でも正面から思ったよりよく撮れて満足。
その後も帰着まで窓にへばりついてヒマラヤの雄大な風景に感動しっぱなし。今回の旅の目的がエヴェレストをまじかに見る事だったので、これで6大陸の最高峰を見ると言う「夢」を完全に達成できました。カトマンズに無事戻った時は何だか気が抜けてボーっとしてしまいました。
見えたっ ヒマラヤ山脈
間近かで見たこれぞ世界の最高峰エヴェレスト(8848ⅿ)、右ローツエ(8516ⅿ)、左ヌプツエ(7855ⅿ)
角度を変えてエヴェレスト
ヒマラヤの岩峰が近くに
チョットピンボケエヴェレスト
ヒマラヤともお別れ
さてそれからはカトマンズ観光へ。2015年にカトマンズ東方で起きた大地震の後遺症かまあ道路状態の悪い事。ボンボン縦横に揺られて埃のたつ中遅々として進まない。先ず着いたのが世界最大級のストゥーパを誇る白亜のチベット仏教寺院ボダナート。善男善女が熱心にお参りは世界共通。
ボダナート
寺院の周辺
万国旗ではありません。尊い経文が書かれてます。
巨大なマニ車
お参りもシンドイね
昼食後郊外にあるカトマンズの起源と言われるストゥーパが建つ丘の上のスワヤンブナート寺院へ。正面から昇れば400段の階段だが我々は裏からそれでも200段くらい登って頂上へ。ココからはカトマンズの全景が見えるし、ヒマラヤの「ランタン峰」も見えた。猿が一杯いるので別名モンキー寺院とも言う。
スワヤンブナート寺院
別名モンキー寺院とも
休憩中の猿軍団?
カトマンズ市内遠望
市内へ戻り旧王宮前広場、ダルバールへ。世界遺産の多くの寺院や建築物は復興の最中に見えるがまだ多くは元に復していない。それでも旧王宮はじめ、カーラ・バイラブ等思ったより多くの建物が何とか現状維持されていたので良かった。生き神様の住むクマリの館も支え棒に助けられて健在。クマリ様も団体さんへのサービスかチラリとご尊顔拝見。夕食はチベット風蒸し餃子と水牛入りチベット鍋。美味です。
バスからの市内の風景
ド派手なトラック&混線?電線?
修復中のダルバール広場世界遺産群A
修復中のダルバール広場世界遺産群B
何だか怪しげな
ヒンズーの神々のお楽しみ
つっかい棒が寂しいクマリの館
前見えへんけど とにかく歩く
ダルバール広場の雑踏
チベット風蒸し餃子
水牛入りのチベット鍋。美味しかった!