昨日、岐阜市近郊(山県市)にある知的障害者・自閉症施設『伊自良苑』の見学に行って参りました。数少ない自閉症施設の一つですが、なかなか自閉症という障害が理解されない状況において、存在感のある素晴らしい施設であることは間違いありません。それは施設そのものを言っているのではなく、マンパワーにおける活動、いわゆるソフトの面ですばらしいと言えるのではないかと思います。
自閉症という障害(知的障害の全般にも言えることですが)への理解はまだまだであり、行政側の対応も遅れているというのが実態です。障害者自立支援法から障害者総合福祉法へと法律も移行していく中で、どうしても制度そのものが画一的にならざるを得ず、現場の実態にそぐわない事態が派生するというのも常です。また現場ではいろいろな意見があるとはいえ、すべてを網羅する制度はもともと無理があります。そうして考えていくと、中央集権的な法令では限界があり、こうした分野での地方分権も進めていくということが必要になってくるのではないでしょうか。分権は分権で地方にしっかりした考え方が必要になりますが。
以上
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます