今月人間ドックに行きました。ドックの結果が届き、見て見ると昨年と同様に空腹時の血糖値が高く、今後この値が悪くなると将来、糖尿病になるとの指摘がありました。糖尿病は非常に恐ろしい病気であります。
脳卒中では、自分に健康管理の甘さがあったので、糖尿病は絶対に罹るわけには行かないと思いです。糖尿病対策対策は食生活と運動で適正体重を維持することです。肥満は駄目です。昨年もそう思い減量に取り組みましたが、挫折して1kgの上昇結果となってしまいました。
人間ドックが終わった日から体重の減量に取り組みました。今日までで1kgの減量に成功。年間、5kgの減量と行きたいところですが3kg減量を目標にしてやります。大事なことは脂肪の多い食品を減らし、野菜、魚介類を中心とした食品を取り入れてバランスよく摂取です。それと運動不足にならないように歩行量を増やすことですね。
健康管理の基本は人間ドックの検査項目の意味と自身の検査結果数値をしっかりと把握しておくことです。私は老後を健康に楽しむために障害の他に健康管理の日々です。そのためにはまずは減量と闘うことを始めます。
ご参考までに人間ドックの検査項目の意味と数値をご紹介します。健康に不安のある方は健康診断に行ってくださいね。
★
人間ドックの検査項目 出典:日本人間ドック協会
http://www.ningen-dock.jp/public/kensa-mikata/?1
1.BMI値
BMI値は身長に見合った体重かどうかを判定する数値です。
BMI指数=体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)}で算出します。
BMI値計算
要注意 基準範囲 要注意
体格指数(BMI) 18.4以下
(低体重) 18.5~24.9 25.0以上(肥満)
(単位 kg/㎡)
2.血圧
血圧値
血圧値によって心臓のポンプが正常に働いているか、また高血圧・低血圧かを判断します。
基準範 要注意 異常
血圧 収縮期血圧 129以下 130~159 160以上
拡張期血圧 84以下 85~99 100以上
(単位 ㎜Hg)
3.血液検査
肝臓系検査
●総たんぱく
血液中の総たんぱくの量を表します。
数値が低い場合は栄養障害、ネフローゼ症候群、がんなど、
高い場合は多発性骨髄腫、慢性炎症、脱水などが疑われます。
異常 要注意 基準範囲 要注意 異常
5.9以下 6.0~6.4 6.5~8.0 8.1~9.0 9.1以上
(単位 g/dL)
●アルブミン
血液蛋白のうちで最も多く含まれるのがアルブミンです。
アルブミンは肝臓で合成されます。
肝臓障害、栄養不足、ネフローゼ症候群などで減少します。
基準範囲 要注意 異常
4.0以上 3.6~3.9 3.5以下
(単位 g/dL)
●AST(GOT)とALT(GPT)
AST(GOTともいう)は、心臓、筋肉、肝臓に多く存在する酵素です。ALT(GPTともいう)は肝臓に多く存在する酵素です。
数値が高い場合は急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝臓がん、アルコール性肝炎などが疑われます。
基準範囲 要注意 異常
AST 30以下 31~50 51以上
ALT 30以下 31~50 51以上
(単位 U/L ユニットパーリットル)
GOTのみが高い場合は心筋梗塞、筋肉疾患などが考えられます。
●γ-GTP
γ-GTPは、肝臓や胆道に異常があると血液中の数値が上昇します。
数値が高い場合は、アルコール性肝障害、慢性肝炎、胆汁うっ滞、薬剤性肝障害が疑われます。
基準範囲 要注意 異常
50以下 51~100 101以上
(単位 U/L)
4.腎臓系検査
●クレアチニン(Cr)
アミノ酸の一種であるクレアチンが代謝されたあとの老廃物です。筋肉量が多いほどその量も多くなるため、基準値に男女差があります。
腎臓でろ過されて尿中に排泄されます。
数値が高いと、腎臓の機能が低下していることを意味します。
基準範囲 要注意 異常
男性 1.00以下 1.01-1.29 1.30以上
女性 0.70以下 0.71-0.99 1.00以上
(単位 ㎎/dL)
5.尿酸(UA)
尿酸は、たんぱく質の一種であるプリン体という物質が代謝された後の残りかすのようなものです。
この検査では尿酸の産生・排泄のバランスがとれているかどうかを調べます。
高い数値の場合は、高尿酸血症といいます。高い状態が続くと、結晶として関節に蓄積していき、突然関節痛を起こします。これを痛風発作といいます。また、尿路結石も作られやすくなります。
要注意 基準範囲 要注意 異常
2.0以下 2.1-7.0 7.1~8.9 9.0以上
(単位 ㎎/dL)
6.脂質系検査
●総コレステロール(TC)
血液中にはコレステロールという脂質がふくまれています。ホルモンや細胞膜をつくるうえで大切なものですが、増えすぎると動脈硬化を進め、心筋梗塞などにつながります。
数値が高いと、動脈硬化、脂質代謝異常、甲状腺機能低下症、家族性高脂血症などが疑われます。低い場合は、栄養吸収障害、低βリポたんぱく血症、肝硬変などが疑われます。
異常 基準範囲 要注意 異常
139以下 140~199 200~259 260以上
(単位 ㎎/dL)
●HDLコレステロール
善玉コレステロールと呼ばれるものです。血液中の悪玉コレステロールを回収します。
数値が低いと、脂質代謝異常、動脈硬化が疑われます。
異常 要注意 基準範囲 異常
29以下 30~39 40~119 120以上
(単位 ㎎/dL)
●LDLコレステロール
悪玉コレステロールとよばれるものです。
LDLコレステロールが多すぎると血管壁に蓄積して動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険性を高めます。
要注意 基準範囲 要注意 異常
59以下 60~119 120~179 180以上
(単位 ㎎/dL)
●中性脂肪(TG)(トリグリセリド)
体内の中でもっとも多い脂肪で、糖質がエネルギーとして脂肪に変化したものです。
数値が高いと動脈硬化を進行させます。
低いと、低βリポたんぱく血症、低栄養などが疑われます。
要注意 基準範囲 要注意 異常
29以下 30~149 150~399 400以上
(単位 ㎎/dL)
7.糖代謝系検査
●血糖値(FPG)
糖とは血液中のブドウ糖のことで、エネルギー源として全身に利用されます。
測定された数値により、ブドウ糖がエネルギー源として適切に利用されているかがわかります。
数値が高い場合は、糖尿病、膵臓癌、ホルモン異常が疑われます。
基準範囲 要注意 異常
99以下 100-125 126以上
(単位 ㎎/dL)
●HbA1c(NGSP)
HbA1c(ヘモグロビン・エーワン・シー)は、過去1~2ヶ月の血糖の平均的な状態を反映するため、糖尿病のコントロールの状態がわかります。
また、空腹時血糖(FPG)が126mg/dL以上かつHbA1c6.5%以上なら糖尿病と判断します。
基準範囲 要注意 異常
5.5以下 5.6-6.4 6.5以上
(単位 %)
8.血球系検査
●赤血球(RBC)
赤血球は肺で取り入れた酸素を全身に運び、不要となった二酸化炭素を回収して肺へ送る役目を担っています。
赤血球の数が多すぎれば多血症、少なすぎれば貧血が疑われます。
異常 要注意 基準範囲 要注意 異常
男性 赤血球 359以下 360-399 400-539 540-599 600以上
女性 赤血球 329以下 330-359 360-489 490-549 550以上
(単位 104/μL マイクロリットル)
●血色素(Hb)(ヘモグロビン)
血色素とは赤血球に含まれるヘムたんぱく質で、酸素の運搬役を果たします。
減少している場合、鉄欠乏性貧血などが考えられます。
●ヘマトクリット(Ht)
血液全体に占める赤血球の割合をヘマトクリットといいます。
数値が低ければ鉄欠乏性貧血などが疑われ、高ければ多血症、脱水などが考えられます。
●MCV・MCH・MCHC
MCVは赤血球の体積を表します。
MCHは赤血球に含まれる血色素量を表します。
MCHC赤血球体積に対する血色素量の割合を示します。
MCVの数値が高いと、ビタミンB12欠乏性貧血、葉酸欠乏性貧血、過剰飲酒が疑われます。
低いと、鉄欠乏性貧血、慢性炎症にともなう貧血が疑われます。
●白血球(WBC)
白血球は細菌などから体を守る働きをしています。
数値が高い場合は細菌感染症にかかっているか、炎症、腫瘍の存在が疑われますが、どこの部位で発生しているかはわかりません。たばこを吸っている人は高値となります。
少ない場合は、ウィルス感染症、薬物アレルギー、再生不良性貧血などが疑われます。
異常 要注意 基準範囲 要注意 異常
2.5以下 2.6~3.1 3.2~8.5 8.6~8.9 9.0以上
(単位 103/μL)
●血小板数(PLT)
血小板は、出血したとき、その部分に粘着して出血を止める役割を果たしています。
数値が高い場合は血小板血症、鉄欠乏性貧血などが疑われ、低い場合は再生不良性貧血などの骨髄での生産の低下、特発性血小板減少性紫斑病などの体の組織での亢進、肝硬変などの脾臓でのプーリングが考えられます。
異常 要注意 基準範囲 要注意 異常
9.9以下 10.0~12.9 13.0~34.9 35.0~39.9 40.0以上
(単位 104/μL)
9.感染症系検査
●CRP
細菌・ウィルスに感染する、がんなどにより組織の傷害がおきる、免疫反応障害などで炎症が発生したときなどに血液中に増加する急性反応物質の1つがCRPです。細菌・ウィルス感染、炎症、がんはないかを調べます。
基準範囲 要注意 異常
0.30以下 0.31-0.99 1.00以上
(単位 ㎎/dL)
●梅毒反応
梅毒に感染しているかを調べます。
ただし、結核、膠原病など梅毒以外でも陽性になることがあり、これを生物学的偽陽性といいます。陽性の場合は区別するために精密検査を受けてください。
基準範囲 異常
陰性(-) 陽性(+)
●HBs抗原
B型肝炎ウィルスに感染していないかを調べます。
陽性の場合は、現在B型肝炎ウィルスが体内にいることを意味します。
基準範囲 異常
陰性(-) 陽性(+)
●HCV抗体
C型肝炎ウィルスに感染していないかを調べます。
陽性の場合は、現在C型肝炎ウィルスが体内にいることを意味します。
基準範囲 異常
陰性(-) 陽性(+)
10.尿検査
蛋白
腎臓の傷害により尿蛋白がふえます。腎炎、糖尿病腎症などが考えられます。
基準範囲 要注意 異常
陰性(-) (±)(+) (2+以上)
便
便潜血
便に血が混ざっています。
陽性(+)の場合は、大腸ポリープ、大腸がん、痔などが考えられます。
異常なし 異常
2回とも(-) 1回でも(+)