中村 幸春 夢丸釣行記

遊漁船 夢丸での釣行記をお届けしております。
スズキ、太刀魚、メバル、スルメカ、甲烏賊、アオリイカ、キス 案内

スズキの出荷

2012年03月30日 | ブログ
3月29日 京都の息子が春休みで帰省した。
娘も久々に時間がそろった。家族で晩ご飯を食べることも珍しい。
仕事の話し、将来の話で賑やかな夕食となる。

この日は昨夜のスズキを出荷する。

息子も京都で大変お世話になっているお店にスズキをプレゼントしたいと言う。
それなら極上のスズキをプレゼントしなければいけない。
釣ることは誰でもできるが、美味い魚を食させることはマジで難しい。

先日、大時化が続き、市場は高騰していると思い釣りたてのスズキを出荷した。
案の定、市場はガラガラ。ほとんど水揚げされていない。ラッキー!!

しかし、市場の職人は、「今揚げた?」と聞く。
完全に見極めている。
やはり旨い魚は、2,3日ほどいけすで寝かさないとイケン。
寝かしたスズキはマジで極上の魚となり、刺身も3,4日は食感もGood!

これをするか、直ぐに出荷するかで異次元の魚になる。
ホンマ難しい世界。たぶんこんなにこだわるのは日本だけ。しかも広島は厳しい。
他の市場では、生きている魚を市場に入れる。
これなら誰でもできる。しかし、デカイスズキをいけすで保管することはマジで難しい。
〆方も一切暴れささず手かぎで〆ル。
そして放血させ、脊髄の上部を通じる、神経を破壊。
氷を当てたり、真水を使用すると二束三文。
ホンマはバスタオルでくるみ、持ち帰るのが極意となるほど。
まー昨夜のスズキは文句なしの極上スズキだ。

釣るだけなら誰でもできる。
しかし、スズキの価値を上げるのも下げるのも釣り人の心がけ次第
そして料理も心がけ次第で真価が問われる。
結局、何でも心がけかな?



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