中村 幸春 夢丸釣行記

遊漁船 夢丸での釣行記をお届けしております。
スズキ、太刀魚、メバル、スルメカ、甲烏賊、アオリイカ、キス 案内

広島湾ドチャ濁りだけど釣れるぞ!

2023年07月10日 | ブログ
2023/7/10 広島湾もドチャ濁りじゃ
誰もいない広島湾
そー豪雨濁流でドチャ濁りに、流木わんさか!さらに太田川の増水で激濃霧も発生した。
しかし、海はCoffee牛乳と同じ色だけど、風が無い
7月の七夕を過ぎたばかりの瀬戸内海はSea BASS祭りだ
時化の時は一目散に帰港する夢丸だけど、濁りは見方になるのよ
誰もいない広島湾
ウキウキしながら支度をしていると、長老夫妻が帰港してきた
挨拶をすると、「ゴミだらけよ」「今から出るの?」「EE!」
「注意シンサイよ」と優しくAdviseしてもらう
ソー凄腕漁師達は値が上がることを把握しているんだ
誰も捕らないから、値が跳ね上がる
さらにこの時期の鰈は最高級魚なんだ
海は濁りが酷いけれど、この濁りは警戒心を解くTimingなんだ
さらに海水と河川の濁流は比重の関係で混ざらない
従って水面下1mでclearな状態
他の人は濁っているから釣れないとか?「喰わない」と言うだけ
オイラに言わせれば、好条件がそろうTimingなんよ
ただし、流木には注意が必要
さらに河川の低水温に海の高水温が混ざると激濃霧が発生する
オイラの港は、太田川の東側
満ち潮で激濃霧と流木の塊に囲まれる
引き潮は大丈夫
で、出船した。
流木の海でSPEEDを出しているとイケン
DEAD SLOWで船首に少しでも異音がすると クラッチを切る
そーすれば大丈夫
さらに時速5km以内で移動すれば、トラブルは少ない
夜間走行はSPEEDを出さないのが鉄則
歩く速度でNoronoro走行をすれば回避できる
それでも相手の船舶が来ることもあるけれど、自船位置を明確に表す事が大切
 
様々な経験をしたけど、このドチャ濁りは鱚もSea BASSもよく釣れる
この日もいきなり連発するが、痛恨の針外れが多発
何とか鰆と真鯛を仕留めて 市場に向かう
やはり入荷は少ない感じ
魚を卸して港に戻る
すると東側がclearに視界が開けた
これならEEゾでまた沖に向かう
沖合に出ると激濃霧の塊に入った
RadarとGPSで走行してParadiseに到着
此所なら安全だ
そー条件がそろわなければ、オイラは出ないけれど、好条件がそろえば 寝ている事はしない
案の定直ぐにSea BASS祭りとなる
Sea BASSは活かしで持ち込まないと頭は取れない
3匹ほど釣りあげて直ぐに帰港した
これなら水温も変らないし、酸素不足にもならないはず
数より質が夢丸鱸の拘り
冷水設備は無いけれど、知恵はある
コンナ時は欲をかくより、活きを重要視する
ソーすれば市場も高く評価してくれる
「中村さんコンナのはダメよ」「死魚は」では無く「EEね」となる
オイラが伝えたいのは、釣り師は1匹の魚を丁寧に扱うこと
ソーすれば釣り文化は衰退しない
雑に扱えば、「コンナ臭い魚食えない」「持ち帰るな」「刺身は買った方がEE」となる


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする