守屋山城(長野県伊那市)の記事からのつづきです。
守屋山城主郭から南側尾根にも多くの遺構が見られます。
主郭からこれから進む南側を見下ろす。
尾根の東西は急斜面。
いくつもの郭と堀切を見ながら下って行く。
だんだん郭と堀切の間隔が短くなる。
そして段差も低くなり階段状に。
そして、尾根は急な下りとなる。
「図解 山城探訪 第四集 改訂上伊那資料編」(宮坂武男著 長野日報社刊)では、
ここまでが城跡として図面化されています。
さらに下に古道があるようなので下ってみました。
下って行くと尾根と古道が合流します。
尾根上の古道は、人が歩いて自然に削れた以上に尾根の中ほどをM字状に深く通っています。
途中で鍵の手に折れているようにも見える。
南側の始まり部分。
そして続く南側は細尾根。
振り返って見る。
細尾根の先は狭いが小高くなった祠のある平場。
そして南側下に堀切状の地形。
下り近づく。
この先は立入り禁止となっていました。
M字状の尾根、細尾根、堀切と続き、この辺りまでが城域なのではと暫し妄想。
尾根との分岐まで古道を引き返す。
分岐からは尾根の東側を古道に沿ってトラバース。
少し開けた所で、白く光るのは高遠高校か、背後に長谷も見通せる。
画像では見づらいですが、竪堀と思われる痕跡が見える。
分岐する小さな尾根にも堀切が見られる。
古道はやがて東尾根と合流。
そこから東尾根上を西側の主郭へ戻る。
主郭に近づく辺りで一つ目の堀切。
そして主郭直下の二重の堀切。
堀底から主郭を見上げる。
主郭へは両手も動員して這い上がる。
そして見下ろした東側。
陽が傾いてきたので心地よい疲労感と共に帰路につく。