この頃、テレビを見ない人が多くなっているというアンケート結果をちょくちょく見ます。
まあ、わからない事も無いのですが。。。
先日、CSの一部が映らなくなった時に電気屋さんと話したのですが、テレビを見ない人が多いのでアンテナ故障があっても苦情が出ないとの事。
ああ、私は賃貸物件なので、大家さんに「直して」と言った時の話です。
先日、アンテナを交換してもらって、無事CSが見れるようになりました。
ありがとうございました。
論点がズレました。
会社にもいるんですよね。。。「テレビを見ない」と言う点を自慢げに話す人が。
ちょっと空しいというか、哀れと言うか。
「それはそれ、これはこれ」
という事なんですよ。
今どき「テレビを見ない人が多い」だから「現代のトレンド」であり「正しい」。
この思考は良くない。
確かに、地上波テレビの面白さは、半減しているとは思います。
無難な番組作りや、ひな壇番組、他のメディアから持ってきた情報の垂れ流し、クイズ。
そして、動物と子供(昔から動物と子供は鉄板コンテンツだったらしい)。
パターン化しているように感じます。
まあ、原因は視聴者が「コンプライアンス」で作り手を縛った結果かな?とも思えますが。
でもね、私はテレビというメディアは必要だと思うんですよ。
・・・というかラジオも必要だと。
偏った情報源から偏った情報のみを取得することほど危険なことはない。
先日、会社の人に「郵便番号って何桁でしたっけ?郵便使わないのでわかりません」と言われました。
これ、使う使わないに限らず一般常識でしょ。
偏った情報ばかり得ていると、こうなってしまうんじゃないでしょうか?
一般常識のない、常識人っぽく見える人。
私は単に「引き出しの少ない人」しか見えません。
昔ね「自分はNHKしか見ない(だから常識人だ)」と言っているオジサンが少なからず・・・結構な割合でいました。
この人たちは、何を言っているのか?と思いましたが、この人に金融や世界経済、世界政治の話を持ち掛けると、十中八九、ちんぷんかんぷんな顔押します。
いや、ほとんどの人が暴れ始めます。
こういう事なんですよ。
自分は「こう」であるから「完璧」であるという考えの危うさ。
NHKも良いけど、テレ東のWBSやフジのプライムニュースとかですね。
まんべんなく情報に触れた方が良いのです。
偏る情報だと、フェイクとは言いませんが、やっぱり考え方が偏ってしまいます。
人間が最も恐れるのは「恐怖」。
情報が少ないと考える時にベースとなる知識が欠乏。その結果「恐怖」だけが残ってしまいます。
新型コロナの時が良い題材です。
すでに「喉元過ぎれば熱さを忘れる」状態でしょうが。
知識人や評論家の偏った知識に振り回され「恐怖」に踊らされたあの状況が、どうしても「テレビを見ない」という偏ったメディアに振り回されている状況とダブってしまいます。
幅広いメディアからの情報と、それらを組み合わせた分析、考察力。
これを身につけた時、「恐怖」を和らげるのではないでしょうか。
ちょっとカッコつけすぎかな(笑