本来は4月7日に投稿すこととなっていましたが、出張ため遅くなりました。
さて、4月7日~10日の日程でPSI-APRECというアジア・太平洋地域の公務関係
労働者による労働組合の国際会議に出席するためタイ・バンコクへ行ってきました。
恐らく、えっ!?労働組合も海外出張があるの?と思われた方が多いと思いますが
出張あります。
PSIは上でも記載したように公務関係労働者の労働組合の組織ですが、年に何回か
地域ごとに会議が各地で開催されていますし、大規模なものになると、世界中の国々
が集まる世界大会も開催されています。
内容は主に各地域の公務関係労働者の実情等の意見・情報交換、ADBや今話題のAIIBへの
関わり合い、ILOへの働きかけ等について議論が交わされます。
なぜ、国際会議が必要なのか?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんので一つの事例を。
私たち日本の国家公務員はご存知のとおり労働基本権が制約されています。過去から労働基本権回復
を求めていますがなかなか国内の運動だけでは困難な状況です。
そういった状況を少しでも改善する手段の一つとして、PSIを通じ国際機関であるILOに働きかけ、日本政府に対し
労働基本権回復をするよう勧告を行わせることで、プレッシャーをかけることが出来ます。
この度の会議でも色々な議論が行われましたが、経済のグローバル化は物だけでなく人(労働者)のグローバル化でも
あることを改めて実感することができました。
なかなか実感しにくい部分もあるかもしれませんが、そういった活動も労働組合として行われていることを知っていただ
ければと思います。
ちなみに会議は、同時通訳ですので、英語話せない方でも問題ありません。後は片言の英語と気合とゼスチャーでなんとかなります。
労働組合ってそういった仕事もあるんだと興味をもった方がいらっしゃいましたらぜひ本部までご連絡ください。
【ミク@♂】