先日、東北財務局で開催されたカウンセラー健康講話を受講しました。
主な内容は、カウンセラーとして相談者の気持ちを引き出すための話の聴き方などを、隣の方とペアになって実践するというものでした。私の相手をしてくださった方は入局最初の課でご一緒した先輩でした。その後、同じ課になることはありませんでしたが、たま~に廊下ですれ違っては「久しぶりですね~!元気でした?」などと声をかけさせていただいていました。久しぶりにご一緒して、「最近どう?」なんて聞いていただき近況報告をしたりしながら、講話を受けていました。
そんななか、講話の先生が「日本では『自立』とは誰にも頼らず自らで立つことをいいますよね。スウェーデンでは、『自立』とはどういう状態のことを言うと思いますか?困ったときに周りに『助けて!』と言える人がいる、そういう人を見つけられる人を『自立した人』というんです。」とお話しされました。
「へー、面白いな」と思いながらも、私は先輩に「でも、私、そんなこと言える人あんまりいないかも。。」とつぶやいてしまいました。そしたらその先輩は「でもさ、さっき北村さんと『久しぶり~』『なにしてた?』とか近況報告しあったじゃない?そういう関係の人がいるってことが、そういう事なんじゃないかな」と言ってくれたんです。それを聞いた瞬間、「そうか、こういうことか!私の周りには『助けて!』と言える人がたくさんいるのか!」とすごく心強くて、とても温かい気持ちになりました。
普段なにげない会話ができる人がたくさんいるという事が、何かあったときに手を差し伸べてくれる人がたくさんいるということなんだ、ということを教えてもらった、とても貴重な時間となりました。先輩、ありがとうございました!!
東北・北村